道化恐怖症のみんな、おいでよ「クラウン」のレビュー!【ネタバレあり】

映画
(C) 2014 Vertebra Clown Film Inc.
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突然ですが、みなさん「どぶ森」好きですか?


僕はコンシューマーでは「どぶ森」経験がなくてですね、アプリ版の「どうぶつの森 ポケットキャンプ」だけプレイしたことがあります。


なんかすぐそこにある木を指さして


『おい、ちょっとあそこの果物とってきてくれや』

『は、はいぃぃぃぃっ!』


っていうのを数回繰り返した結果、限界を迎えまして。


いい加減自分で取れやぁぁぁぁ!


二度と果物を食えない体にしてやろーか!!


ってな具合に、ダウンロードした数十分後にはアンインストールしてました。


こんばんは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。


ちなみに僕はけもフレの一番最初のアプリを、リアルタイムでプレイしたことのある数少ない1人です。


今回紹介する映画は「みんな、おいでよ。」がキャッチコピーのこちら。


クラウン(2014年)

映画ランク:A


予告編はこちら

映画『クラウン』予告編
映画『クラウン』予告編
(C) 2014 Vertebra Clown Film Inc.
シネマトゥデイ

原題:"Clown"
監督:ジョン・ワッツ
製作:イーライ・ロス
出演:アンディー・パワーズ/ローラ・アレン/ピーター・ストーメア

作品のジャンルはだいたいこんな感じ。

アクション  ★☆☆☆☆
ドラマチック ★★☆☆☆
コメディ   ★☆☆☆☆
ホラー    ★☆☆☆☆
グロテスク  ★★☆☆☆
ミステリー  ★☆☆☆☆

■あらすじ

舞台はなんかいい感じの住宅街。

出張ピエロが息子の誕生日パーティに来れなくなってしまい、ママが仕事中のパパへ

おい、なんとかしろやコラ。

と無茶ぶりをする。


パパは偶然見つけた古びたピエロの衣装に身を包み、息子のためにガンダ。


誕生パーティも無事大成功に終わり、疲れ切ったパパはガン寝。


翌朝になってみると、ピエロの衣装が脱げないばかりか、

ヅラじゃない、自毛だ

と言わんばかりにヅラや付け鼻まで全く取れる気配がない。

(C) 2014 Vertebra Clown Film Inc.

そんなパパに突如訪れたのは、耐え難いほどの空腹だった。


服脱げないとトイレどうすんのかな…?


もしや垂れ流し…?


といった内容。


■解説/ウラ話

この作品、実は学生が作成したフェイク予告がもとになっているそうで。


その作品に悪ふざけでイーライ・ロス先輩の名前を無断で使ったところ、イーライ・ロス本人の目に留まり、あれよあれよというままに実際に映画化したとのこと。


これが実際のフェイク予告。

Clown
Clown
waverlyflams

どんだけクオリティ低いのかと思ってみたら普通に騙されそうなほどクオリティ高い


だからこそイーライ・ロスも声をかけたようですが、初対面の際、フェイク予告作成者は開口一番めちゃくちゃ謝ったらしいです。(そりゃまぁそうだよね)


※ここからネタバレ含みます。


■オススメポイント

・いいヤツばっかり

まずですね、パパもママもいいヤツなんですよね。


これホラー映画系にはすごく重要。


なぜかと言いますと

嫌いな登場人物のことはどうでもよくなるから


登場人物のことを好きになれないと、ママが襲われることに対して恐怖を抱かないし、パパがどうなってしまうかにも興味が薄れてしまっちゃうんですよね。


感情移入できない≒なんか画面の中でやってますわ


ってなったらそりゃ怖くも楽しくもないよねって話。


息子のためにがんばっただけの、何も悪くないパパ。


どんなにきったねー姿になってもパパを拒絶せず、必死に支え続けるママ。


両親が大好きだからこそ、勇気ある決断をする息子。


被害を少しでも食い止めようとするハゲ。


みんないいヤツだからこそ上手くいけば嬉しいし、どうしようもないことが起きたとき哀しくなる。

何が言いたいかっていうと、本作のキャラ設定はとても魅力的っていうこと。


・ストーリーも設定もしっかりしている

『なんで服脱げないんだってばよ』⇒『ピエロの起源は悪魔であり、実はそれは服ではなく悪魔の肌なのじゃよ』


っていう誰でも即効理解できる明瞭な設定。そして、


『パパを解放したければ5人の子供の生贄をおくれやす』


というちょっと甘めの解放条件も素敵。


『自分の息子の命をよこせい!』とか『世界滅ぼしちゃうよ~』みたいのだと、悩む余地ないんですけど、5人だったら


『ん~もう4人食われてるし、あと1人くらいアリかも…。』


っていう葛藤が生まれる絶妙なバランスでいい感じ。


所詮、他人は他人ですからね。


・罪を罪として捉えている

そしてそんないい感じのママの葛藤を打ち切るのが息子ちゃん


『息子は救いたいし他の子ども食わせるのもちょっと…およよ…』


と悩んでるところにわんぱく坊主だった息子ちゃんが一喝!


『アイツはもうパパじゃない!(臭ぇし!!)』

(C) 2014 Vertebra Clown Film Inc.

この息子ちゃんの勇気ある決断を受けてママが覚醒するんですけど、このSSRママ[覚醒]物理攻撃が炸裂する様が非常に気持ちいい!


最後はクラウンの首を『そぉぉぉいっ!』とママが引き千切って、文字通り力業で解決するのですが、もちろんソレに伴いパパは昇天。


パパ自身に悪意はなかったものの、子どもを死に至らしめてしまったのはパパの身体であることは事実。


例え命が助かったとしても、子ども達を踊り食いした記憶を持ちながら生きるのは、あんな善人には到底耐えられることではないと思うんですよね。


愛する妻と息子の手によって死を迎えることにより、ちゃっかり贖罪もしちゃう。


綺麗ごとだけではまかり通らないんだぜっていう、いい感じに引き締まったラストでした。


・ピーター・ストーメアが出てる

本作では情報提供以外では何も役に立ってませんが、出てるだけで嬉しくなっちゃう僕が大好きなロン毛ハゲおじさん。

(C) 2014 Vertebra Clown Film Inc.

■所感

超名作とはいかないまでも、充分満足できる作品でした。


さすがのイーライ・ロス。


血量も痛い描写もなかなかで、ストーリーも明瞭かつ良品質。


Wikipediaのページもないのが不思議なくらい、もうちょっと評価されてもいいと感じるちょいオススメ作品です。


ハリウッドっていう場所は製作して成功してから訴え合うものなんだ。
だから、まずは映画を作って成功させてから訴え合いっこをしようじゃないか!

 ―by イーライ・ロス

かゆい
うま

■VOD/動画配信

「クラウン」が配信中のサービスはこちら(2019年4月現在)

TSUTAYA TV

U-NEXT

ビデオマーケット

Amazon Prime Video

※配信有無の詳細は各サービスをご確認ください。