反英霊として召喚されかねないボニクラを追い詰める「ザ・テキサス・レンジャーズ」

レビュー(映画)
(c)2019 Netflix,Inc.
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僕がちんちくりんのときに観たメジャーリーグっていう映画がありまして。


その名の通り野球映画なんですが、今観ても面白いはず。めっちゃオススメ。


こんにちは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。


ちなみにメジャーリーグ2にはあのとんねるず石橋貴明さんが結構なメインポジションで出ていて、マジで面白い。


今回紹介するのはザ・イブシ銀Netflix映画。


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ザ・テキサス・レンジャーズ(2019年)

映画ランク:B


要は、まぁ普通。


予告編はこちら

『ザ・テキサス・レンジャーズ』予告編 – Netflix [HD]
『ザ・テキサス・レンジャーズ』予告編 – Netflix [HD]
Netflix Japan
(c)2019 Netflix,Inc.

原題:"The Highwaymen"
監督:ジョン・リー・ハンコック
脚本:ジョン・フスコ
製作:ケイシー・シルヴァー
出演:ケヴィン・コスナー/ウディ・ハレルソン

ジャンルはだいたいこんな感じ。

アクション  ★☆☆☆☆
ドラマチック ★★☆☆☆
コメディ   ★☆☆☆☆
ホラー    ☆☆☆☆☆
グロテスク  ★☆☆☆☆
ミステリー  ☆☆☆☆☆

決して野球映画ではない。


■あらすじ

警察が大掛かりな捜査網を敷くも全く捕まえることができない、冷酷無慈悲な銀行強盗犯カップル「ボニーとクライド」。


彼らは当時の富裕層の象徴である銀行を中心にターゲットにしていることから、民衆からは英雄視されていた。


そこで、お偉いさん達は最後の手段として、実力はお墨付きであるものの、悪名も高く解散させられた過去を持つテキサス・レンジャーの1人、結構お腹ぽよぽよのフランク・ハマー(ケビン・コスナー)に2人の追跡を命じる。

(c)2019 Netflix,Inc.

このケビン・コスナーが銃仕入れるシーンめっちゃかっこいい。


ってな話。


※ここからネタバレを含みます。


■史実を基にした映画

実は「ボニーとクライド」、そしてフランク・ハマーとその相棒メイニー・ゴールト(ウディ・ハレルソン)も実在した人物。


某英霊召喚作品だったら、反英霊として召喚されてもおかしくないくらい有名な犯罪者カップル、ボニクラ。

彼らを取り扱った作品の中で、一番有名なのは確実にこの作品でしょう。


クライド側の心境を表したいい邦題よねコレ。


「俺たちに明日はない」以外にもボニクラを題材にした作品は結構あるんですが、捜査官側を描いた作品って珍しい?というか初?のような気がします(知らない)。


本作におけるボニクラは完全に悪役なので、ボニクラファンが観るとちょっと期待した作風とは違うかも。

「ザ・テキサス・レンジャーズ」「俺たちに明日はない」をセットで観るっていうのも、いいかもしれないですね。


■時代背景

僕はこの作品の舞台となっている頃の時代背景とかワケワカメなんですが、要はめっちゃ不景気で、一部の富裕層だけ贅沢かましてた時代だと。

そんで民衆のストレスがパなかったと。


そんな中、富裕層の象徴とも言える銀行を襲撃の対象とし、貧乏人からは金を奪わない「ボニーとクライド」のスタイルが英雄視され、さもスターかのように新聞の一面を飾る、という一種の異常とも言える事態になっていたそうです。


『そんなことある~?』って思うけど、最近でも結構そういうことありますよね。


殺人を含む罪を犯した人の写真がSNS等で広まり、

『アレ、なんかかっこよくね?orかわいくね?』

みたいな。


このボニクラも逃亡中の犯罪者とは思えないような流行りのファッションに身を包み、重火器をぶっ放して最新の高級車で颯爽と逃走するみたいな様が人気の理由だったそうで。

実際のボニーとクライドの写真

ネットが普及してようがしてなかろうが、昔も今も人の世は大差ないんだなって。


■悪の性質について

・ボニクラ達の悪

富裕層だけをターゲットにする(実際は普通の店とかも襲撃してたらしい)と評判のボニクラ。


窃盗だけではなく殺人件数も多く、本作では既に無力化した警官を仰向けにした上で、至近距離からショットガンで頭を吹っ飛ばすなど、その残虐性も作品に取り入れられてました。

(c)2019 Netflix,Inc.

終盤まで特にボニーの顔ははっきり映ることがなく、銃殺される直前に画面にはっきりと映る&フランクたちも彼らの顔を確認するという描写になっています。


この描写は捜査ものの作品として、完全に捜査側目線で映画が観れてすごくよかったです。

敵が非常に有名ということもあり、油断すると視聴者がボニクラに味方したくなる可能性があるっていう点も、この手法が活きている要因かも。


・フランク達の悪

自分たちの子どもと同じくらい、もしくはそれ以上に若いかもしれない2人のカップルに、過剰なほど銃弾を浴びせざるを得ないフランクとメイニー。


彼らにも自身の命を繋ぐためとはいえ、テキサス・レンジャー時代に非道徳的作戦を決行した経験があり、そのことを正当化することもなく若い刑事に話すシーンが印象的。


一仕事終えた後の彼らの胸には爽快感があるわけではなく

  • 正義のためより、不本意な隠居生活から解放されるために仕事を受けた(のかも)という心情
  • 若かれし頃の自身の罪
  • 最後に目にしたボニーとクライドの表情の意味

などの、いろいろな感情や思考が入り混じっていて、その姿はまさに黄昏おじさんズ


そしてケビン・コスナーの出た腹。


まだまだめちゃくちゃかっこいいんだけど、だからこそ健康に気をつけてちょっと痩せてほしい。


ウディ・ハレルソンは渋い役でも、ポンコツ役でもホント何でも上手くこなしますね。最高。

(c)2019 Netflix,Inc.

■総括

史実を基にしているため、そこまでのドラマ性や小粋なバディ要素もない地味な作り

加えて説明or尺が足らないせいで警察機関がめっちゃ無能に見える点がマイナス要素でしょうかね。


恐らく大抵の人はケビン・コスナー目当てで観ることになるであろう本作ですが、僕はウディ・ハレルソン目当てで鑑賞しまして、まあその点では及第点といったところ。


一線を退いたおじさん2人が肉体の衰えを感じつつも、最新の捜査方法や若い刑事を出し抜いて事件を解決っていうまぁ想像通りの作品なので、そういったタイプの作品が好きな人や、派手さよりも淡々とした渋めの映画好きって人にはオススメです。


余談ですが、アメリカン・ホラー・ストーリーに出てくるヤバいおばちゃんが知事役で出てて嬉しかった。

(c)2019 Netflix,Inc.

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