「ソーセージ・パーティー」好きな人、頭が中学生のまま才能無駄使いしてる説

ソーセージパーティのポスター普通の映画レビュー
(c)2017 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.
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コミックバンドって呼ばれる人たちいるじゃない?


そういう人たちってただふざけてるわけじゃなくて、大抵演奏もめっちゃ上手かったり、超真面目で努力してたりしますよね。

っていうのもミスりまくってるとブレちゃうし、何より笑わせることと笑われることは違いますしね。


こんばんは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。


超真面目に作った結果なのか、チョケ散らかした結果なのかは分かりませんが、大の男が寄ってたかって才能を無駄遣いした結晶がこちら。


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ソーセージ・パーティー

映画ランク:B


予告編はこちら

映画 『ソーセージ・パーティー』 予告
SonyPicturesJapan
(c)2017 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.
原題:"Sausage Party"
監督:コンラッド・ヴァーノン/グレッグ・ティアナン
脚本:カイル・ハンター/アリエル・シェイファー
製作:セス・ローゲン/コンラッド・ヴァーノン
出演:セス・ローゲン/クリステン・ウィグ
   ジョナ・ヒル

ジャンルはだいたいこんな感じ。

アクション  ☆☆☆☆☆
ドラマチック ☆☆☆☆☆
コメディ   ★★★☆☆
ホラー    ☆☆☆☆☆
グロテスク  ★☆☆☆☆
ミステリー  ☆☆☆☆☆
下ネタ    ★★★★★


■作品概要

そんなものはない。



■あらすじ

舞台はとあるスーパーマーケット。

棚にならぶ商品たちは神(人間)に選ばれ、楽園と呼ばれる外の世界へ旅立つ日を今か今かと待ち望んでいた。

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ソーセージのフレッドと、パンのブレンダも例外ではなく、外の世界でホットドッグとして1つになるのを夢見る日々(は?)。

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あるとき、1人のハニーマスタード『外の世界の真実を知った』とパニックを起こしたことにより、彼らの世界が一変する。


※ここからネタバレを含みます。



■大人の本気を感じる

最初っから最後までずっと超くだらないんですけども。


その超くだらないことに全力をかけたダメな大人たちの本気を感じる作品でした。


パンにソーセージを挟むことを性行為として捉えるとかいう、擬人化の薄い本どころか、そこら辺の中学生並のアイディアをそりゃまぁ楽しそうに描いているワケですよ。


しかもすんげー下品に。

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アニメーションのクオリティは一流と言っても過言ではない出来栄え。

そして何といってもソーセージやらビデ男とかに命を吹き込む声優陣が無駄に豪華。


ちょこちょこ見かけるコメディアン俳優たちから、

  • エドワード・ノートン
  • ポール・ラッド
  • サルマ・ハエック
  • ジェームズ・フランコ

といった一流の俳優たちを起用。


なんならエドワード・ノートンとかに関しては、

お前の中の人、エドワード・ノートンっていう俳優だから。

って劇中で言われる始末。



■この映画を観てよかった

観てて大半のシーンは退屈しないんですけど、異常に長い下ネタシーンのときとかに

鯖

アレ…もしかして今、時間超無駄にしてね…?

って感じるところもちらほら。


ただ、そんな風に感じた僕でもこの映画を観てよかったと思ったシーンがありまして。


それは、プライベート・ライアンのパロディ

  • 落ちた自分の手を拾いに行く
  • 自分の内臓を必死に腹の中に戻そうとする

本家では、ノルマンディー上陸作戦を描いた上記のような超ショッキングなシーンがあるんですね。

当時はそりゃもうすごい衝撃だったワケです。


そんな戦争の非情さを突き付けられたシーンのパロディを食材がカートから落ちてバラバラになる描写でやろうってんだからすごいよね。

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もう、コレにはめちゃくちゃ笑わせてもらいまして、このパロディシーンだけでもこの映画を観た甲斐があったな、と。


ぶっちゃけ僕の中でのソーセージ・パーティーはここで終わった(だいぶ序盤)。



■一緒に観る人には気をつける

親とか

小さい子とか

下ネタ嫌いな人とは

絶対一緒に観てはいけない。



■地味にいろいろ盛り込んできてる

アカデミー賞においては、作品賞を狙いやすい要素ってのがありまして。


  • 人種問題
  • 同性愛
  • アメリカの時事的問題

ここあたりを押さえた作品が出てくると、意図的かどうかは問わず、

またオスカー好みの作品を作ったな

みたいな感じでディスられることもしばしば。


本作に関して言うと、時事的問題は置いておくとして、「人種問題」「同性愛」についてはちょこっと触れられています。

といっても、どっちの話題についても(特に同性愛については)ただふざけ散らかしたかっただけのような気も。


そもそもソーセージとかパンとかの性別ってなんだよ。



■ラスボスはビデ男

本作はスラングを用いたジョークが満載。


使い捨てビデ⇒douche bag=女性を軽蔑する嫌な男

がそのまま「嫌な男」で出てきて、事実上のラスボスだったり。


トゥインキー⇒Twink=体毛がないor薄いスリム系の男性


トゥインキーはスリムかは知らんけど、つるっつるなキャラとして登場。

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右のヤツがトゥインキー。


本物はコレ。ぎっとぎとだけどウマイ。


これら以外にも人種や食文化にかけたジョークみたいななのが色々出てきてて、アメリカ人だったらもっと笑えるとこ多いんだろうなと感心する一方、そこにこんなに使う頭があるなら、もっといい作品作れんじゃねーの?って感じではある。



『ソーセージ・パーティー』の評価まとめ

ぶっちゃけですね、観てもいいし、観なくてもいいと思います。


いや観たら普通に面白いんですけどね。


ちなみに、女性限定『発声可能』試写会なるものが開催されていたらしく。

この映画で何を発声しろってんだよ。っていうね。


そんなことより、じゃがいもがキモイ。

(c)2017 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All rights reserved.

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めちゃキモイ。


かゆい
うま

■VOD/動画配信サービス

「ソーセージ・パーティー」が配信中のサービスはこちら(2019年5月現在)

Amazon Prime Video

dTVチャンネル

TSUTAYA TV

ビデオマーケット

U-NEXT

※配信有無の詳細は各サービスをご確認ください。