怨霊もSNSを使う時代!「アンフレンデッド」レビュー&考察【ネタバレあり】

映画ランク:A
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Instagramは好きかー!


僕はInstagram大好きです。


自分が好きなハリウッドスターやアーティストが動画とかライブ配信とかしょっちゅうやってくれるし、Twitterよりもアクティブでもうウハウハ!


ただ、自分のアカウントに限っては何を投稿していいか、どうやってTwitterとの差別化を図ろうかとか、よくわかんなくなってきちゃった


こんばんは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。


Youtube・Twitter・インスタ・FBと、現代ではリアルな知り合い含め、SNSで他のユーザーと交流するのは当たり前ですよね。

SNSって有効活用すればめっちゃ便利だし、他のユーザーとのやり取りはすごく楽しい。


しかしその利便性や匿名性から、一歩間違ったら下記のような犯罪に問われる可能性も。

・名誉棄損罪
・侮辱罪
・偽計業務妨害
・威力業務妨害
・脅迫罪

ぶっちゃけ僕もこれらに該当するようなことされたことありますし、何かしらの活動にSNSを利用している人はもちろんのこと、プライベートで使用しているだけの人もこういった迷惑行為を受けたことがある人も多いと思います。


口頭で注意したり、ブロックしたりで解決するのであれば笑い話で済みますが、今回紹介する映画は、それで済まなかったパターンの話。


アンフレンデッド(2015年)

映画ランク:A


予告編はこちら

パソコンに表示されたSNSの画面で展開するホラー!映画『アンフレンデッド』予告編
パソコンに表示されたSNSの画面で展開するホラー!映画『アンフレンデッド』予告編
シネマトゥデイ

原題:"Unfriended"
監督:レヴァン・ガブリアーゼ
脚本:ネルソン・グリーヴス
出演:シェリー・ヘニッヒ/モーゼス・ジェイコブ・ストーム/レニー・オルステッド

作品のジャンルはだいたいこんな感じ。

アクション  ☆☆☆☆☆
ドラマチック ★★★☆☆
コメディ   ☆☆☆☆☆
ホラー    ★☆☆☆☆
グロテスク  ★☆☆☆☆
ミステリー  ★★★☆☆

■あらすじ

舞台はカリフォルニア州。

ブレアは彼氏のミッチを含むクラスメート5人でSkypeによるビデオ通話を楽しんでいた。


しばらくして、彼らはグループ通話内にbillie227という未承認ユーザーが加わっていることに気付く。

5人は見知らぬユーザーを追い出そうとあらゆる手段を講じるが、なぜか退出させることができない。

誰かの悪ふざけだろうと、無視して会話を続けることにした5人。


そしてブレアのPCには、1年前に自殺したはずの親友、ローラ・バーンズからのメッセージが届くのだった。


■解説/ウラ話

本作の製作期間はなんとたったの16日間


加えて、観てみるとわかるんですが、撮影方法もロングカットのシーンが非常に多い。

しまいには全編ノーカットでの撮影も試みており、そのノーカット撮影に挑戦した際の映像はエンディングで観ることができます。


また、本作には「Facebook」「Youtube」「Skype」「LiveLeak」といった複数のネットサービスが登場し、それらを活用することによって、謎の人物billie227は登場人物を次々に追い詰めていきます。

そのため、SNS系の知識が皆無だと、ちょっと退屈だったり、

『正直何が巻き起こってるかワケワカメなんだけど!』

といった場合もあるかもしれません。


※ここからネタバレを含みます


■新鮮なカメラワーク

前述したように、主人公は複数のネットサービスを使いこなしているのですが、劇中は全編(確か)このブレアのPC画面を通して話が進んでいきます。


一時期大流行し、正直もうお腹いっぱいな一人称視点ホラーとは一線を画す作りになっていて、アイディア1つでスピード感を保ち、最後まで退屈させない作品に仕上がっているのは本当にすごい。


余談ですが、ブレアのPC操作がモタモタしてないところも、視聴者をイラつかせなくて地味にいい仕事していると思います。(こういうの大事


■謎のアカウントbillie227の正体

ネタバレ含みます』って書いたしぶっちゃけちゃうと、ローラの怨霊ですねコレは。


彼氏or親族の報復という線も途中まで残してくれてるのも、物語の真相を予想するのが好きな層には嬉しい要素ですよね。


最初は何もしないという不気味さや、欧米ホラーでありがちなすぐ『セイハロー!』って姿見せちゃう系とは一線を画す徐々に追い詰めていく感じが、Jホラーとはまた異なる恐怖の形を提示してくれて、とてもいい感じ。


■報復の仕方のセンスの良さ

ただ呪い殺すこともできそうな雰囲気なんですがそうはせず、「暴露ゲーム」を強要して、自身、もしくは友達からそれぞれの隠してきた秘密や罪を暴露させた挙句に殺すという報復が展開されます。


いい感じに緊迫感も生まれつつ、最初は登場人物を応援していたかもしれない視聴者たちへ『この報復は正義である』と叩きつけ、最終的に『いいぞ、もっとやれ』という一種の悪党退治的感覚も生み出すことに成功。


僕のようにホラーやスプラッター作品が好きな人にとっては、


『次はどんな殺し方を…』


『そんなんじゃ物足りないんじゃない?』


『もっと精神的に追い詰めた方がよくない?』


みたいな爽快感も得られること請け合いです。(もっとエゲつなくてもよかった


■作品に秘められたメッセージ性

ネット文化の発展により、被害者はもちろんのこと、加害者さえ知らない間に、いじめや嫌がらせの影響は半自動的に広まっていき、逃げ場が更に失われてしまった現代。


本作のローラは泥酔した自分の醜態をYoutubeに晒され、その苦悩に耐え切れず自殺してしまいますが、その際に今度は自身で自殺する様をLiveLeakに中継してしまいます。


ローラはいじめられっ子や隠キャだったわけでもないですし、自殺の原因となった動画を投稿した本人や、面白がって視聴&拡散した人たちは本来はいじめっ子ではなく一応友達だったはずです。


それなのに彼らは

『いじめてるつもりなどなかった』

『ほんの出来心だった』

などと言い訳をし、挙句の果てには

『自分は被害者だ』

などと嘯く者さえ出てくる。


メインの5人は被害者に見えて実際は全員漏れなくクズなんですが、中でも

『 こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーーーーッ! 』

なのが、親友だったはずのブレア


自分だけはローラの味方と言わんばかりの振る舞いを最後まで続けますが、何を隠そう、問題の動画を撮影した張本人はブレア


まぁもちろん全員死ぬんですけども(大歓喜)、諸悪の根源がブレアであったことがローラの怨霊によってネット上に晒され、ブレアは死後も中傷され続けることを臭わせるラストとなっています。


ただのホラー作品かと思いきや、ネット文化への問題提起が裏テーマとなっているメッセージ性の強さも、本作の魅力の1つだと思います。


■所感

なかなか斬新な呪殺方法を提示してくれた本作は、それだけで価値があると思うので、鑑賞できる環境にある人はぜひ。


Jホラー界のスーパースターである貞子の呪殺方法はビデオテープだったわけですが、もう持ってない家庭の方が多いだろうし、そろそろビデオテープで殺すのも限界が来てますよね。


そこで最新作では、貞子はビデオテープでの呪殺は諦め、底辺Youtuberの動画撮影を媒体として猛威を振るうとのこと。

怨霊でさえどんどん新しいコンテンツを有効活用しているのだから、僕たちも賢く利用していきたいですねっていう、そんな話。


『うそはうそであると見抜ける人でないと(ネット掲示板を使うのは)難しい』

  ―by 西村博之

かゆい
うま

■VOD/動画配信サービス

アンフレンデッド」が配信中のサービスはこちら(2019年3月現在)

Amazon Prime Video

TSUTAYA TV

ビデオマーケット

dTVチャンネル

Netflix

※配信有無の詳細は各サービスをご確認ください。

■Blu-ray/DVD