マイナー映画オタクのバンドマンがおすすめする隠れた名作15選

マイナー映画オタクのバンドマンがおすすめする隠れた名作15選おすすめ映画紹介
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自粛期間中、家で叫んでるかDbDしてるか映画観てるかの3択しかない鯖です。よろしくお願いします。


映画の話をしてると

なんかおすすめの映画ない?

って聞かれることあると思うんですけど、そのときに誰もが知ってる名作を答えると

それ知ってるわ~

ってことよくありますよね。


どうせなら相手が知らない作品をおすすめしたいって人のために、僕が観て面白かったマイナー映画をジャンル別に15本紹介します。


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ジャンル別でおすすめする隠れた名作映画15選

■コメディ

ゴッド・ブレス・アメリカ



誤解によって会社をクビになった挙句に脳腫瘍で余命が短いと宣告され、自殺を考えている中年男性フランク。

同じく人生にうんざりしている女子高生ロキシー。


通常の生活を送っていたら出会うこともないはずだった二人はタッグを組み、社会に巣食う許せない連中をしばいていくバイオレンスコメディ。


「あ~わかる~こういうヤツしばきたくなるよね~」ってヤツらをどんどん始末していってくれる様がめっちゃ痛快な作品。


完全に自己中な部分アリアリで許されることではないのだけれど、終盤になると中年男性と女子高生の凸凹コンビ2人のことが好きになりすぎて全力で応援したくなる。

一言で言うと、ダークサイドに堕ちたレオンって感じ。


ちなみにフランク役のジョエル・マーレイビル・マーレイの弟さんです。



ゲームナイト



週一でボードゲーム仲間を集めてパーリナイするのが趣味のカップル、マックスとアニー。

今週はマックスの兄ちゃんが用意したシチュエーションミステリーゲームで盛り上がるはずだったのに、とんでもない事件に巻き込まれてしまうっていうサスペンスコメディ。


いじわるな役柄が多い印象のジェイソン・ベイトマンと、売れっ子レイチェル・マクアダムスの共演って割に、日本では劇場公開もされてないし全く話題になってない。

展開はスピーディかつストーリーも魅力的、ブラックユーモア豊富でめっちゃ笑えるのになんで配給会社は手をつけなかったのか謎。


視聴者を最後まで楽しませようという意志が感じ取れる良作。



■SF

オーロラの彼方へ



ニューヨークでオーロラが観測された夜、とあることをきっかけに父親の形見であるアマチュア無線機を見つけたジョン。

懐かしさから適当にいじっていると、ある男性と通信が繋がる。

話が嚙み合わなく不思議なことを言うとオッサンやなと感じていたその男性は、30年前に死んだはずのジョンの父親だったって話。


主演ジョン役にジム・カヴィーゼル、パッパ役にデニス・クエイドっていう今で言ったら割と豪華なメンツ。


映画好きの中では結構知っている人も多い隠れた名作の1つ。

ただ劇場公開時の興行収入は全然で、じわじわと評価された作品だと思います。


静かに心を温めてくれる話なので、酒かプロテイン片手にしんみり観てほしい。



■ヒューマンドラマ

ペーパーマン PaperMan



売れない作家のリチャードは、『キャプテン・エクセレント』という空想上の友人にいつも悩みを相談している痛いおじさん。

近所で暮らす17歳の少女アビーと知り合ったリチャードは彼女に何かの縁を感じ、子どももいないのにアビーをベビーシッターとして雇う(別にやらしい目的ではない)。


毎週金曜日にスープを作ってもらうことになったり徐々に打ち解けていく2人だったが、実はアビーにも秘密があってだなって話。


デッドプールでスーパーヒーローとして大ブレイクを果たしたライアン・レイノルズだけど、実は以前にもヒーロー役やってたんだぜって名目で発掘されたであろう作品で、共演にはエマ・ストーンジェフ・ダニエルズというメンツが揃ってるけど全く知名度がない。


ジャンル的にはコメディって紹介されてることあるけど、実際はバチバチのヒューマンドラマです。


ライアン・レイノルズはこの作品を暗くなり過ぎないようもっこりしながらいい仕事してるし、エマ・ストーンアメイジング・スパイダーマンのときのような、最近の作品とはまた違った若さ溢れる輝きを放っていて、ジェフ・ダニエルズとのそれぞれの絡みが観てて非常に心地いい。

個人的にはエンディングは別な形にしてほしかったけど、埋もれたままでは勿体ないと感じさせてくれる良作です。



■サスペンス/スリラー

セルラー



突然誘拐からの監禁をされた科学教師のジェシカ。

持ち前の技術を活かしバラバラな電話の部品を組み立て直すと、たまたま通話が繋がった見ず知らずの青年ライアンに助けを求めるっていう、たまたま繋がったシリーズ2本目。


ブレイク前のクリス・エヴァンスと、この頃は悪役ばっかやってたジェイソン・ステイサムが共演しているクライムサスペンス。

製作費に比べて興行収入もパッとしないけど、フラグ回収やストーリー構成が非常に優秀で、コミカルさを保ちつつもハラハラ感もいい感じに差し込んでくるオススメ作品。



ザ・ゲスト



ある家族の下に、戦死した長男(ケイレブ)に「家族を頼む」と遺言を託されたと語る好青年イケメン、デイヴィットが訪問。

デイヴィットはただひたすら家族のためにその手腕を揮い、父親を昇格させたり、長女をダメ男から遠ざけたりなど大活躍。

しかしこのイケメン、何かがおかしい…って話。


超有名俳優が出てるでもなく、作品自体の知名度もないけど「あ~はいはいこのパターンね」ってオチを裏切る展開で、映画を観てれば観てるほどウホホ!ってなる作品。

レトロ風な楽曲がいろんなとこで使われてるとこもすごく印象的で、”Because I Love You”をバックにめちゃくちゃかますとこ好き。



■ループもの

トライアングル



ヨットセーリング中に遭難した男女グループが、助けを求めて乗り込んだ豪華客船で謎の殺人鬼に襲われるループものスリラー。


ガッツリB級映画。

有名な俳優とかはもちろん出てなくて、クリヘムの弟のリアム・ヘムズワースが唯一ちょっと名が知れてるくらい。


中盤まではマジでB級臭ハンパなくて、「またハズレ引いちまったか…」ってなるけど、終盤一気に面白くなるのでループもの好きな人は最後まで我慢して観て。



■モキュメンタリー

明日、君がいない



午後2時37分、”誰か”が自ら命を絶ってしまうことだけしかわからなく、時系列はその日の朝まで遡り、それぞれの悩みを抱える6人の高校生が午後2時37分に至るまでの過程を描くモキュメンタリー。


無名だったムラーリ・K・タルリ監督がいきなり映画界にぶっ込んできた、知名度は高くないけど映画通なら知ってる人も多い超名作

この作品に関して書くとめっちゃ長くなるので、気になる人は個別に書いた紹介記事も読んでくれると嬉しいです。



■ホラー

ディスコード -DISCORD-



大嫌いだった母親が亡くなり葬式さえ行きたくねーなって思ってた矢先、姉が失踪したと連絡を受けるアニー。

母親同様実家が苦手なアニーだけど、姉のことは好きなためさすがに実家に帰ってみたらそこでいろんな超常現象に遭遇するって話。


このブログでも何回も紹介してるけど、ビックリ系、ゾワゾワ系どっちの怖さも兼ね備えた秀作です。

最近では似たようなオチがちょっと増えた気がするけど、この作品が出た当時では結構斬新な展開が後半にかけて畳みかけてくるストーリーもよき。

続編は全然面白くないので観なくてOK。



心霊写真



僕がしつこいくらいに勧めているタイ産ホラー。

歩合制なのかな?ってくらい怨霊がしょっちゅう出てきては嫌がらせしまくる。

タメとか一切なし。

とにかく観て。


ハリウッドリメイク版はたいして面白くないので観なくてOK。



■スプラッター

ハイテンション



フランス産名作スプラッター。

結構有名なイメージだったんですが、意外に知らない人が多かったので今回ここで紹介してみました。


疑問がわくシーンがちょこちょこあるけど、最後に全部回収してくれるのも非常に爽快。

MUSEの挿入歌をこんなにドラマチックに使えるグロ系作品は他にはない。



■恋愛もの

リメンバー・ミー

なんか画像ちっちゃくね?



無線機クラブ所属という何とも陰キャな女子大生のソウンは、皆既日食の夜にインと名乗る青年と偶然繋がった無線で会話をする。

やがて同じ大学に通っていることがわかり会う約束をする二人だったが、いくら待ってもお互い会えないって話。


たまたま繋がったシリーズ3本目。

お前、たまたまシリーズ好きだなって感じだけどたまたまそういう設定の作品に面白い作品があるんだからこればっかりはしょうがない。


本作は全編通して静かな雰囲気で、映像も描写も無駄なセリフのなさも、全てが美しいところが本当に素晴らしい。


今となっては韓国映画のクオリティの高さは世界中で知れ渡ってるけど、めちゃくちゃ前にこの映画観て「韓国映画って面白いんだな」って思ったのを覚えてます。

韓国映画は実写化ばっか作ってる邦画に比べたらレベルが違いすぎるほどに面白い作品が多いので、もし食わず嫌いの人がいたら騙されたと思ってぜひ観てみてほしいです。



■ゾンビもの

高慢と偏見とゾンビ



高慢と偏見にゾンビ要素をブッ込んだまさかのタイトルそのまんまの作品。


「富めるものは日本で武術を習い、賢しいものは中国で習う」みたいな説明が冒頭で出てくるように、エリートゾンビハンターとして改編されたダーシーは日本刀がメインウェポンリズたち姉妹はカンフーでゾンビをボコボコにする様はなんかもう一周回って清々しく、冒頭から飽きがこない。


一見ハズレ作品っぽい設定ではあるものの、ゾンビあるあるな要素をふんだんに盛り込みつつ、原作の本来のテーマである登場人物たちの心の葛藤や恋愛事情などもしっかり描いていて、一作品として見応えがあります。



スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間



生ける屍へと徐々に変貌していく女性の恐怖を描いたゾンビ作品。

さっきの作品とは打って変わってファニーさは皆無で、全編通してドッロドロのサスペンスホラー。


パンデミックが起きて大量のゾンビが襲ってくるようなよくある作品ではなく、タイトル通り1人の女性がゾンビになるまでの過程をただひたすら生々しく見せつける一味変わった作風。

普通のゾンビ映画にちょっと飽きてきた人に特にオススメ。


続編は未鑑賞なので、面白いかはわかんない。



■インド

マッキー/Makkhi



愛する彼女を守るためハエに生まれ変わった青年が、自分を殺したマフィアの男に立ち向かうアクションコメディー。


みんな大好きバーフバリの前に撮ったS・S・ラージャマウリ監督の作品。

居酒屋で考えたみたいな雑の設定の割に、中盤以降、そのハエの健気さに夢中で応援したくなるくらいには面白い。そしてとにかく

歌の癖が強い。



ジャンル別でおすすめする隠れた名作映画15選まとめ

たまたま電話やら無線が繋がる話ばっかでしたが、自信を持ってオススメできる作品ばかりなのでぜひお試しあれ。


かゆい
うま