『映画好きなのにコレ観てないの?』って言ってくる説教おじさんほんと嫌いな鯖です。よろしくお願いします。
今回は邦画の実写化系作品についてです。
アニメとかゲーム、漫画の実写化作品ね。
るろうに剣心とか銀魂とか、原作知ってても割と楽しめる実写化作品もありますよね。
元々あんまり実写化作品観る方じゃなかったんですが、最近アマプラとかの普及で追加料金なしで視聴できるので、ちょっと意識して観るようにしてます。
鑑賞もしないで、偏見で批判するのもアレですしね。
ただし、観たからには!時間を消費したからには!
- 原作を尊重していない
- キャスティングがめちゃくちゃだ
- そもそもどう考えてもいい作品を作ろうとしていない
みたいな、「地獄を実写化したんか?」的作品には思う存分文句を言わせてもらう権利はあるはず。
ということで今回は時間を消費しただけで何の成果も得られなかった実写化作品を、ランキング形式で10作品紹介させていただきます。
何の成果も得られなかった実写化失敗作品ワースト10
第10位:コープスパーティー Book of Shadows
超有名ホラーゲーム『コープスパーティー』の実写化映画の第2作目。
原作は未プレイで、アニメだけ鑑賞済です。
アニメめっちゃ面白くてオススメ!
グロくてぐちゃぐちゃで最高!!
実写第1作目の方も鑑賞済ですが、そっちの方は今回のランキングに入るほどではありません。
元のストーリーが超絶優秀でそれをなぞっているということもあり、他の要素がぐだついても多少補えてるみたいな。
乃木坂46の生駒さんというアイドル主演の割にはグロ描写も結構入ってるし、ホラー苦手な人からしたらしっかり怖いと思います。
逆にホラーが得意な人にとっては、それはそれで爆笑できるシーンが多いので、どちらにしても退屈しないって感じ。
ただ、今回ランクインしたこの続編の方は、前作から全てが順調に劣化していて、ちょっと鑑賞するのがしんどかったです。
ラストシーンは観てるこっちが恥ずかしくなるくらいの出来で、よく役者さんたち最後まで心折れずに演じきれたなってレベル。
これは作品の評価とは関係ないですが、1作目も2作目も、終始生駒さんのメイクが絶対に崩れず唇がずっとぷるぷるしてる。
泣き叫ぼうが血が飛び散ろうがずっとぷるぷる。
さすがの乃木坂コンプライアンス。
第9位:L change the WorLd
『DEATH NOTE』の実写化作品『DEATH NOTE デスノート』のスピンオフ作品ですね。
そのため、厳密に言ったらこれは今回のランキング対象外なのかもしれませんが、あまりに原作をバカにしているのでランクイン。
スピンオフじゃない実写化の方は、普通に面白いです。
原作とは違った結末になっていて、改変するなら他の作品もこんくらいしっかりやってくれよっていう良作。
ただ本作は、原作の人気キャラをミキサーにかけてぐっちゃぐちゃにした後、そのまんま放置みたいなキャラ崩壊のオンパレード。
前述した原作の実写化とは監督も脚本も違うって時点で期待はしてなかったんですが、予想を遥かに上回る不愉快さが全編通して散らかり放題です。
本作は今回のランキングの中で唯一劇場に足を運んだ作品で、しかも松山ケンイチ氏がゲストの試写会だったんですよね。
上映前に松山ケンイチさんが話してたこととか、全部吹っ飛ぶくらいの出来で、ただひたすら苦い思い出。
第8位:アナザー
小説「Another」を原作とするアニメの実写化?になるのかな。
いろいろ粗削りというか適当さが目立つという印象。
特に気になってしょうがなかったのが、
- 血糊の絵の具感
- 義眼のカラコン感
この2つ。
特にカラコン問題は、普通にカラコンのふち?が見えちゃってて、『せめてアップにするときくらい修正してくれよ…』ってレベル。
内容については、もちろん全然面白くない。
第7位:彼岸島デラックス
漫画「彼岸島」の実写化。
原作はちょろっと読んだことあって、キャラの立ち位置とかを知っている程度です。
どうやら実写化ドラマの続きの話を映画で公開した模様。
戦闘シーンのワイヤーアクションがふわっふわしてて不自然。
ハイジャンプするときもふわっ。
高いところから着地するときもふわっ。
雅役の人、付け歯が邪魔して上手くしゃべれてなくて可哀想でした。
第6位:テラフォーマーズ
製作費:15億。
製作費:7億8000万。
結果:大爆死。
ということで続編の話も流れたとの噂。
映画関連の仕事をしている知人から聞いた話では、スーツ製作を担当した会社のスタッフは
『なかったことにしたい』
と嘆いていたそう。
ケツから出すはずのガスを口から出す絵面だけ面白かったです。
第5位:青鬼 ver.2.0
原作はフリーホラーゲーム「青鬼」ですね。
面白いよね青鬼。
実写化作品には前作「青鬼」があるらしんですが、未鑑賞。
続編ではなく、バージョンアップ作品とのことで、本作と話は続いていないようです。
唯一のいいところは上映時間が短いこと。
第4位:ガッチャマン
製作費:20億。
興行収入:4億8000万。
結果:またもや大爆死。
ガッチャマンです!原作アニメは観たことありません!
原作を知らない僕は吐き気を催す程度で済みましたが、原作が好きな人達からしたら怒り狂うレベルなんじゃないかなって思います!!
一生懸命セリフを覚えて、
何日間もロケして、
出来上がった作品がこんなもので、
いったいどういう心境で舞台挨拶に立ったんだろうって思うと、役者さんや携わった人たちが不憫でしょうがない。
第3位:デビルマン
製作費:10億。
興行収入:5億2000万。
結果:安定の爆死。
「あーおれデビルマンになっちゃったよー。」
「はぴばーすでいデビルマン。」
などの数々の名シーンを生み出すこととなったレジェンドオブクソ映画。
ただし、スーパーバイザーに映画やゲームなど幅広く活躍する野口光一氏を起用していることもあり、CGに関してだけはこの作品の唯一の長所と言っていいかと思います。
宣材とかも結構いい感じ。
ただそれ以外の全てが終わっているんだけどね。
僕の知人は彼女とこの作品を観に行ったらしく、鑑賞後どこにもぶつけようのない怒りがこみ上げ、その場で叫び散らかしたくなる気持ちを抑えるのに必死だったと語っていました。
恐らくこの記事において、デビルマンこそ1位だと思った人が大半でしょう。
僕がこの札束を丸めたゴミを1位にしなかった理由は、コメディ映画として複数人でツッコミながら観れば、まだギリ堪えられるから。
ぶっちゃけ相当笑える。
この映画を私語が禁止された映画館で鑑賞した人たちには本当に同情しますが、これから鑑賞しようという猛者は、
- 絶対に1人で観ない
- お菓子やジャンクフードを大量に用意
- でっかい声を出してツッコめる環境
で鑑賞してください。
第2位:進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD
第1位:進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
デビルマンの試練を乗り越えた今なら、何か1つでも良いところを見つけられるはず
そう思い一生懸命観ましたが、
何の成果も得られませんでした。
1位と2位は同時に発表。
なぜならどっちも腸が煮えくり返るほどの怒りを感じながら観たからだ。
どっちがクソだったか判断しようとちょっと内容を思い出しただけでイライラしてきたので、ランキング形式での紹介を断念しました。
結果、細かいこと考えるのはやめてイラ立ちレベルがより高かった1作目の方を1位にしました。
『2作目の方はまだマシ。』っていう声を結構聞いたからがんばって観たんですけど、
と言わんばかりに2作目もありえんくらい駄作。
1作目よりいいとこなんて上映時間がちょっと短いとこくらいだよコレ。
批判を恐れてか原作屈指の人気キャラであるリヴァイを出さず、
オリジナルキャラのシキシマを出し、(いろいろ言い訳してたけど)
そのせいもあり主要キャラがみるみる崩壊していき、
駆逐されたのは巨人ではなく原作だった。
ちなみに日本の軍艦「三笠(ミカサ)」は敷島型軍艦の四番艦であり、「敷島(シキシマ)」の姉妹艦にあたります。
そこからネーミングをとってきたんでしょうねっていう、日本の名軍艦にも泥を塗る始末。
もちろん、悪いのは原作をバカにしてるってとこだけじゃない。
アクションやCG、演出まで、「ウォール・マリアで囲まれてんのかい!」ってくらい、ものの見事にまるっと悲惨。
こんなに怒りを覚えてかつ笑えない実写化作品はこの2作品が初めて。
「世界はまだ、終わらない。今度は人類(オレたち)の番だ。」
というキャッチコピーの下、確かに世界は終わらなかったけど、作品(オレたち)は終わってしまったんだなっていう話。
実写化失敗作品ランキングのまとめ
興行収入的にも内容的にも大爆死してる実写化作品に、実績のある有名監督がアサインされたりしていることを疑問に思ってたんですけど、そういう人って稼いだ金でひっそりと自分の作りたい作品撮ってたりしてて、なんていうか社会を感じました。
何はともあれ、進撃の巨人はハリウッド映画化の話が進んでいる模様なので非常に楽しみです。
ジョジョはこの記事を書いた後に観たためランクインしてませんが当然の如くド苦痛でした。
かゆい
うま