恐怖体験をしたときの症状って、以下のように変化すると思うんです。
- 第1段階:叫ぶ
- 第2段階:声が出ない
- 最終段階:笑ってしまう
僕は最終段階までいったことはないですが、狭いエレベーターの中に巨大ゴキブリがいたときには第2段階に到達しました。
どうも、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
最近、全然声が出なくなるほど怖い映画に出会ってなくてちょっと物足りないんですが、今回も空振りだったなって話。
ELI/イーライ
映画ランク:C
予告編はこちら
原題:"Eli" 監督:キアラン・フォイ 脚本:デイビット・チャーチリロ 出演:チャーリー・ショットウェル
ジャンルはだいたいこんな感じ。
アクション ☆☆☆☆☆
ドラマチック ☆☆☆☆☆
コメディ ☆☆☆☆☆
ホラー ★☆☆☆☆
グロテスク ☆☆☆☆☆
ミステリー ★☆☆☆☆
■あらすじ
自己免疫疾患を患い、滅菌されていない環境だと空気を吸うだけで肌が焼けるような症状が出てしまうイーライ。
彼を治療するために両親はなんか怪しげな医療施設を訪れる。
「ここは完全に滅菌されてるから~」って言いつつめっちゃ古い洋館だとも言ってて、奥底に繁殖したカビとか大丈夫なの?とか思いつつも、イーライの治療を開始。
治療が進むにつれ症状が悪化するとともに幽霊っぽいヤツにちょっかいを出され始めたイーライは、医療施設とそこのオバチャンを疑い始める。
ってな話。
※ここからネタバレを含みます。
■怖さについて
ぶっちゃけ全然怖くない。
怖さ表現も真新しい点はなく、ライト/オフ以降よく見られるようになった描写が人によってはちょっと怖いかなくらい。
■ストーリー&オチについて
ストーリーは悪くない。
ただ、魅せ方が「へ~そうなんだ~」くらいで終わっちゃうちょっと物足りない感じ。
オチとしては、
- ・イーライは病気ではなく悪魔から授かった子
- ・幽霊だと思ってたのは異母兄妹たち
ってな「あ、そっちだったの?」系な感じ。
宇宙人オチじゃなくてよかった。
■悪魔学的観点から
「神に祈っても駄目だったから悪魔に頼った」ってイーライママが言うんですけど、何も「そんなことあるかい!」ってなトンデモ内容ではありません。
もともと悪魔学は「見返りは要求されないけどいくら祈ってもいつリアクションをくれるかわからない神より、対価を支払えば必ず力を貸してくれる悪魔に頼ろう」ってな考えが発端にあるため、イーライママの判断はこれと全く同じで割と理にかなっている。
しかも、自身に危害を加えてくるような対象以外には無害っぽいし、割といい判断だったのでは?みたいな。
『ELI/イーライ』の評価まとめ
構想も着眼点もすごくいいと思うんですけど、怖がらせ方がワンパターンでネタばらしパートもパッとせずちょっと残念。
めっちゃいい声してるお父さんがいろんな意味でちょっと可哀想な映画でした。
かゆい
うま