みなさん、ウォーキング・デッドは好きですか?
ドラマ開始直後はよくワーキング・デッドって言い間違えてる人いましたが、ゾンビは働きません。
こんにちは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
僕は大好きです、ウォーキング・デッド。
厳密に言えば、大好きでした。
今はちょっと好きくらいになってしまって、ぶっちゃけどこまで観たかよく覚えてないから完結してからでいっか!ってなところまで落ち着いちゃいました。
今回紹介するのは、ウォーキング・デッドで恐らくダリルの次に人気があったであろうグレン役のあの人主演作品。
Z Inc. ゼット・インク(2018年)
映画ランク:B
予告編はこちら
原題:"Mayhem" 監督:ジョー・リンチ 製作:メルダッド・エリー/ローレンス・マティス 出演:スティーヴン・ユァン/サマラ・ウィーヴィング
ジャンルはだいたいこんな感じ。
アクション ★☆☆☆☆
ドラマチック ★☆☆☆☆
コメディ ★★☆☆☆
ホラー ☆☆☆☆☆
グロテスク ★☆☆☆☆
ミステリー ☆☆☆☆☆
グレン度 ★★★★★
■あらすじ
とんでもないウィルスへ感染する事件が発生。
通称:ID7 ウィルス
それは人間の感情と理性のバランスを崩壊させ、本能剥き出しの状態へと変化させるといったもの。
ある者は暴力行為へ、ある者は公共の場で性欲を発散させるなど、手がつけられない事態に発展してしまう。
しかも、そのウィルスの影響下に行ったことは法的に罪に問われないという判例が出てしまい、要はやりたい放題の状態に。
そんな恐ろしいウィルスがあるというのに、平常運転の高層ビルが本作の舞台。
主人公のデレク(スティーヴン・ユァン)は、同僚のミスを被せられクビとなってしまったが、会社を去ろうとしていた矢先にこのとんでもウィルスに感染。
当然、ビルは封鎖されてしまうものの、ID7ウィルスに感染=感染中は何してもOKという思考回路の基、ハメられた復讐&会社の上層部を襲撃して力ずくでクビを撤回させようと決意。
そして、同社のせいで生じたごたごたの文句を言いに来ていたチャンネー(サマラ・ウィーヴィング)と意気投合し、共に最上階を目指す。
※ここから(ウォーキング・デッドに関しても)ネタバレを含みます。
■ゾンビ作品ではない
メインキャストが「ウォーキング・デッド」のスティーヴン・ユァン&「死霊のはらわた リターンズ」のサマラ・ウィーヴィングという組み合わせからも分かるように、本作はパンデミック作品好きを狙ったパニック・コメディ。
邦題に謎に”Z”がぶち込まれているけど、「ワールド・ウォーZ」以降、感染系となると何でもかんでも”Z”放り込んでくるよね。
僕はぶっちゃけそこまで気にしてませんが、一部のゾンビ映画好きからしたら同じ感染系でも「ゾンビ作品なのか否か」っていうのは非常に大事。
※ゾンビ好きを偏見たっぷりに勝手にカテゴライズした記事もあるので、興味がある方はどうぞ。
この作品で言うと、感情の理性のバランスが崩壊して本能のまま暴れ散らすって名目なんですけど、ストレスも関与するっていう設定から、人によってだいぶ症状に差があるんですよね。
会社の上層部のヤツらは金銭と地位的にストレスあまり感じてないのか、トップ以外は結構冷静。
なんなら超平常運転。
メインキャラの2人も本能剥き出しっていうよりかは、このウィルスを最大限利用したろ!ってなだけで、終始頭を働かせながら最上階を目指していきます。
敵対するヤツの中には、人喰わないだけでほぼゾンビじゃん!みたいな人もいるんですけど、基本的にはみんな自我を保っている模様。
つまり、全然ゾンビではないし、なんならワクチン散布すりゃ数時間で治る。
なので、パンデミック系なら何でも好き~って人は気にしなくていいですが、「生粋のゾンビ映画が観たいんじゃ!」って気分で観るとちょっと満足できないかも。
■キャストについて
・スティーヴン・ユァン
ウォーキング・デッド以外の彼の作品を観るのはたぶん本作で2作目。
大ヒットテレビドラマに出続けるっていうのもキャリアの1つだと思うんですが、その間は拘束時間の長い作品には出られなく、他のチャンスの可能性が薄まるっていうのもなかなか考え物ですよね。
いろいろな役を演じた方が、役者としてのスキルは上がるでしょうし。
そういった面から見ると、ウォーキング・デッドの降板はそこまでネガティブな話ではないんじゃないかなって思ったり。
スティーヴン・ユァンの演技は好きだし、インタビューとか読んでると凄く芯のある考え方してて好感が持てるので、これからもいろいろな作品でどんどん活躍してほしいですよね。
ちなみに本作のデレクはウォーキング・デッドでのグレンとしての経験値を得た上で転生したんか?ってくらい強い。
明らかに他の人間より強くて、完全に強くてニューゲーム状態。
そのへんも久しぶりにグレンが活躍しているみたいで楽しめました。
殺してるのはゾンビじゃなくて人間だけど。
・サマラ・ウィーヴィング
ヒロイン役のサマラ・ウィーヴィング、マーゴット・ロビーに似てるという声が散見されますけど、ぶっちゃけそこまで似てなくない?的な。
顔はもちろんめっちゃ綺麗ですけどね!
なんか見たことあるなぁこの人って思ってたら、「ザ・ベビーシッター」のネーチャンだった。
ぶっちゃけ「ザ・ベビーシッター」は最初以外全然記憶にないので、1ミリもオススメしません。
「Z Inc. ゼット・インク」の評価まとめ
設定もある程度練ってあるし、ストーリーも明快で結末もスッキリなので、パンデミック系の作品としては、普通に楽しめるかと思います。
僕が正にそうだったんですが、グレン不足だわいなって人はある程度楽しめるはずなので、試しに鑑賞してみてはどうでしょうか。
グレンを殺してくれとは言わなかったけど、いつかは死ぬんだろうなとは薄々思っていたよ。
―by スティーヴン・ユァン
かゆい
うま
■VOD/動画配信サービス
「Z Inc. ゼット・インク」が配信中のサービスはこちら(2019年8月現在)
※配信有無の詳細は各サービスをご確認ください。