ホラー映画ってホント当たり少ないじゃないですか。
「リング」とかのおかげで傑作揃いに思えるJホラーも、手放しで人に勧められるほど面白いものってなかなかないですよね。
おはようございます、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
SNSでバズってるから観に行ったら
実際は犬映画だった(ド〇ト・ブリーズ)
退役軍人ならぬ体液軍人だった(ドント〇ブリーズ)
みたいなこともしばしば。
僕も数えきれないほどのクソ映画の屍を越えてきたワケですが、数少ない本当に面白かったホラー映画を今回は紹介させていただきたいと思います。
ぶっちゃけストーリーとか伏線回収とかガン無視しちゃえば、ただ怖い作品を作ることって比較的容易だと思うんですよね。
僕はそういう作品ではなく、しっかり1つの物語として完成しつつもハラハラさせてくれるものが好きなので、『ワイも同じやで』って人は参考にしてくれたら幸いです。
映画マニアがオススメする本当に面白いホラー映画5選
■心霊写真(2004年)
映画ランク:S
怖さレベル:★★★★★
カメラマンのタンとその恋人は、友人の結婚式の帰り道で女性を轢いてしまう。
その翌日から、タンが撮る写真にはあるものが写るようになり…
っていうタイ映画。
すげー面白いタイ映画。
そして純粋に怖いタイ映画。
怖さレベル的には今回紹介するものの中で最強で、ホラーが苦手な人が1人で観るなんて到底無理だと思います。
Jホラーでもそうですけど、大抵のホラーって見せ場の驚かしパートみたいのがあって、それ以外の「来るのか…?来るのか…?あ~猫だったんか~い。」みたいのを繰り返しつつ、溜めに溜めてドーン!って感じじゃないですか。
しかしこの映画は違う。
『来るのか?』って思ったら絶対来る。
『来るのか?』って思ってなくてもしょっちゅう来る。
マジで『この幽霊歩合制なんか?』って思うくらい出ずっぱり。
だがそれがいい。
しかもエンドクレジットで
『写真提供してくれた人たちあざした~』
みたいなのが書かれてて、使われている心霊写真の中には本物もあるってこと?みたいな。
タイ映画には名作多いってよく聞くものの全然本数観れてないので、今後はもっと観ていきたいと思ってます。
ちなみに「シャッター」というタイトルでハリウッドリメイクされてますが、そっちは全然面白くありません。
■ディスコード(2012年)
映画ランク:S
怖さレベル:★★★★☆
母の葬儀のために実家に帰ってきた妹ちゃん。
遺品の整理をしていたはずの姉が忽然と姿を消してしまったため、やむを得ず実家で一晩を過ごすことになるが…
って話。
すげー面白い。
そしてまぁまぁ怖い。
コレもホラー苦手な人は1人ではちょっとキツイかな…。
ジメジメ系とビックリ系どっちも併せ持っているちょっと珍しいホラー。
カメラアングルとか雰囲気が全編通して非常に高品質に仕上がっていて、終始退屈せずに観ることができると思います。
所謂どんでん返し系映画が好きな人にオススメ。
ちなみに続編の「ディスコード/ジ・アフター」も出てますが、そっちは全然面白くありません。
■トライアングル(2009年)
映画ランク:S
怖さレベル:★☆☆☆☆
男女がウェーイしながら乗っていたボートがいろいろあって転覆。
彼らは豪華客船に逃げ込むことに成功したが、そこにいたのは謎の殺人鬼だった…
っていうB級映画。
恐さは控えめなので、ホラーが苦手な人でも安心。
序盤の映像のチープさから、『おいおい大丈夫か…』って思うものの、途中から物語は急展開を迎え、終盤に一気に面白くなる作品。
ループ系が好きな人は途中多少辛く感じたとしても、最後まで観れば絶対後悔はしないはずなので、僕を信じてくれ。
大作系でもこんな精巧なループものはなかなかないので、アイディアと脚本次第で低予算でも名作は作れるんだなぁって思い知らされた作品です。
クリヘムに似てる人が出てますが、本人ではなく実の弟のリアムくんです。
■ジェーン・ドゥの解剖(2016年)
映画ランク:S
怖さレベル:★★☆☆☆
自宅で死体の検死業も請け負っちゃうストロングスタイル親子。
ある荒らしの夜、身元不明の女性遺体”ジェーン・ドゥ”の検死を依頼される。
いつも通りサクっと済ませちゃおうぜってノリで検死を始める2人だったが…
っていう話。
すげー面白い。
さっきからすげー面白い。しか言ってない気がするけど、すっげー面白い。
ホラー苦手な人でもギリ1人で観れるかな?ってくらいの怖さですかね。
つか検死パパめっちゃ頑丈じゃね?
みたいな、少し違和感を感じるとこもあるんですが、そこ含め疑問点を回収する部分と謎を残したままの部分のバランスが絶妙です。
■ライト/オフ(2016年)
映画ランク:S
怖さレベル:★★☆☆☆
『電気を消すと、何か来はるんですわ…』って話。
この作品、実は当時まだ無名だったデヴィット・F・サンドバーグ監督のショート・フィルムがバズって映画化されたもの。
そのショート・フィルムはこちら。
デヴィット・F・サンドバーグ氏は今となってはアナベルとかシャザム!とかの監督も務めていて、名実ともに敏腕監督の仲間入り。
こういうショート・フィルムの設定を一生懸命拡張して長編映画にした作品ってパッとしないもの多いんですが、本作はストーリーも見せ方もしっかりしつつ、ラストの締まりもバシッとしてて大満足。
ホラー系の作品は主人公はじめ、登場人物をバカにしておくと画や話を動かすのにいろいろ都合がいいと思うんですけど、観てる人はあまりにひどいとイライラしちゃいますよね。
本作のメインのキャラ達はそりゃもうみんなイイヤツで、『それはないわ~』って行動をあまりとらないため、ストレスフリーかつ純粋に応援=感情移入しやすい点も作品のクオリティを上げるのに一役買っているなって感じ。
怖さもそこまでなんで、ホラー苦手な人が1人で観ても、夜ちょっとトイレ行くの怖いくらいで済むかと思います。
本当に面白いホラー映画まとめ
今回紹介した5作品は僕としては本当にオススメな作品なので、ぜひぜひチェックしてみてくださいね!
「キャリー」はスーパーヒーローアクションなので除外しました。
かゆい
うま