全米が震撼!
全米が泣いた!
なんかいっつも全米泣いてんな。
こんにちは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
配給会社の努力によってそこまで大作じゃないのに、SNSや各種広告で爆発的に広まったホラー作品ってあるじゃないですか。
僕はそういった作品に全く期待しなくなってしまいました。
ぜってぇー観ないわ!!
なんてことはもちろんなく、多少無理してでも鑑賞しに行っていたのを、タイミングが合えば行こうかな?くらいになったという感じ。
■大ヒットしているという事実
大前提として、ホラーというものはある一定の層には受け入れられないジャンルであるはずなんですよね。
もちろん、ある一定の層とはホラーが苦手な人たちですね。
それに相反し、大ヒットしているということは、多くの人が観ることができたということですよね。
そしてそれに加え、観客満足度が高いとなると、そこまで怖くないっていうことに繋がります。
つまり、一部のホラー好きだけではなく、多くの人に評価されるということは、普段ホラーを観ない層からしても鑑賞することができるレベルの怖さである可能性が非常に高い。
かつ、配給会社が配給権を獲得し堂々と広告を流せるという点からも、
世間にオススメできる=倫理観を損なうような描写が少ない=上映禁止になるレベルではない
ってことが言えるかと思います。
「あるにはあるけど、許容範囲」的な内容に収まっている的な。
いや、お前ソレの何が悪いんだよ。
って思われるかもしれないんですけど、ホラー映画好きからしたらね、
「もっとやべぇもんが観たいんだよ」ってことなんです。
うっわwやっべ…アレ、うわ、やっべ…!って作品が観たいんです。
数少ない同志達へ伝われ、この思い…。
そして、こういった怖さ控えめホラーにありがちなのが、予告編で全て出し切ってしまうパターン。
予告編は確かに映画の見どころ詰め合わせじゃなきゃいけないんだけど、そこに一番の見せ場を使っちゃう作品が結構多いんですよね。
本来、予告編は助監督が編集・作成するくらい重要なコンテンツであるので、コレは非常に痛い。
結果的に、どんだけ怖い作品かと思って身構えて鑑賞したら、全くの期待外れだったということが起こり得るというワケです。
前置きが長くなりましたが、実際に僕が肩透かしを喰らっちまった作品をランキング形式で紹介させていただきます。
※ネット普及後の話になるので、比較的新しめの作品のみです。
※ここからネタバレを含みます。
第5位:パラノーマル・アクティビティ
言わずと知れた大ヒットホラー映画。
のはず。
冒頭で話した「大ヒット=怖くない」なんじゃね?って考えるきっかけを与えてくれた映画。
もうね、ほんとね。
ず~っと
何にも起きないの。
最後の見せ場まで何もないの。
最後も最後で中途半端な怖さで、え?もう終わり?ってな文字通りの肩透かし。
しかしこの作品には1つオススメの楽しみ方があります。
それは円盤特典でついている稲川淳二氏の音声解説。
前述したように全然何も起きないのに、淳二さんも『何かしゃべらなきゃ、怖がらせなきゃ』って必死のご様子。
やだな~怖いな~
この車…日本製ですね…
日本製の車であることだけが、唯一の救いですね…
もう何言ってるかわかんねーよ、車の解説しちゃってるよ的な。
そして肝心の、一番大事な驚かせパートでは画面に見入っちゃって無言の淳二さん。
第4位:エミリー・ローズ
あの階段のシーンが有名過ぎる大ヒットホラー「エクソシスト」の元ネタ(だったはず)とされる、実際にあった事件を基に描いたホラー映画。
だと思ったら、実際は法廷映画だった。
この作品、裁判モノとして作り込んだ上で、そういう風に売りだしたらめちゃくちゃ良作に仕上がっていたかもしれないのに、申し訳ない程度のホラーを取り入れたせいでくっちゃくちゃな作品になってしまっています。
海外ではどう売り出していたかは知りませんけど、国内ではゴリゴリのホラー映画として宣伝してたワケですよ。
しかもただでさえ少ないホラー要素の、一番の見せ場を使って。
わざわざ映画館まで観に行ったのに、その見せ場が来た時にはつい笑ってしまいまして。
といってもまだまだ4位。
いいところもありました。
女の子に憑依した悪魔が名を明かすシーンがあるんですが、コレが超大物の悪魔でして。
そりゃあ、その神父じゃ手に負えないわ~
って悪魔好きの人たちだけ勝手に納得できるっていう、個人的に楽しめる要素でした。
ただ、そんな程度じゃ覆せないほどのホラー詐欺であることは間違いない。
第3位:IT/イット “それ”が見えたら、終わり。
リメイクの方ね。
“それ”が見えてもそこまで終わりじゃないってヤツね。
まぁコレは多くの人が鑑賞しているであろうし、ホラー苦手な人でも全然怖くなかったでしょうから説明はいらないでしょう。
ただ、唯一言えることはぽっちゃりボーイの乳首が陥没しているのが気になったっていうこと。
第2位:イット・フォローズ
得たいの知れない何かが追いかけてくる
それは性行為をすることで他人に移せる
という性病を擬人化したような恐るべき映画。
もし性問題に対する問題提起とかが裏テーマだったりするのであれば、表現力が足りなかったかな…といった印象。
正直、問題の回避方法を性行為にしてしまったがために、ホラー映画ではなく単なる俗物映画に成り下がってしまっています。
しかも、登場人物全員バカなせいで視聴している側も危機感を感じられないため、全然怖くない。
ホラー感味わいたいけど、ガッツリ幽霊みたいのは無理って人は観てみてもいいかもしれないです。
第1位:ドント・ブリーズ
一人暮らしの盲目おじさんの家に泥棒に入ったら、
おじさんが退役軍人ならぬ体液軍人だった
って話ですね。
率直な僕の感想は
すごく犬だった。
ホラー映画ならぬ犬映画。
驚かせる要素はほとんど犬任せ。
そしてレビューサイトに並ぶ「犬」の文字。
この映画満員御礼で観れなくて、1回出直してまで観た映画だったのに本当に期待外れで、ある意味思い出深い作品。
登場人物全員クズで感情移入もできないし、怖いって言うよりも犬を使って驚かせるばかりで、結構息しても大丈夫ってな感じの作品でした。
期待を裏切られたホラー映画ランキングまとめ
数々の作品に裏切られてきましたが、前評判以上に面白かったのが、こちらの2作。
2作とも怖さ自体は控えめですが、自信を持ってオススメできる良作なので、興味がある方はぜひ鑑賞してみてください。
かゆい
うま