「白米の甘さに気づけてからが本当の減量」が口癖の鯖です。よろしくお願いします。
GI値が白米より低く、食物繊維やミネラルが豊富で減量に非常に有効とされている玄米やオートミール。
メリットばかりのようですが、ググると「玄米は危険」「オートミールは危険」というような情報や動画などが結構出てきます。
今回は本当に玄米やオートミールは危険なのか、という点について書かせていただきます。
玄米やオートミールは本当に危険なのか
「玄米やオートミールが危険なのでは?」と心配される理由は主に以下になるかと思います。
- フィチン酸
- カドミウム
- ヒ素
- 残留農薬
これらはそれぞれ確かにデメリットがあるものではあるのですが、玄米やオートミールに実際にどれだけ含まれていて危険性はどれくらいあるのか、1つずつ説明していこうかと思います。
1.フィチン酸
フィチン酸のデメリットは、ミネラルの吸収を阻害するというもの。
玄米よりもオートミールに多く含まれていますが、普段から十分に栄養を摂取できている人にとってはそこまで心配しなくてもいい数値であると思います。
実は酸化防止等に使われる食品添加物にもフィチン酸は含まれているため、「フィチン酸を1ミリたりとも体に入れたくない」って人はむしろ食品添加物の方を気にするべき…ってな感じ。
また、フィチン酸のデメリットを打ち消す効果が期待できるビタミンCを摂取するのもオススメです。
僕もガバガバ飲んでます。
2.カドミウム
玄米に含まれているカドミウムのデメリットは、腎機能障害・骨が脆くなる・イタイイタイ病の原因になり得るという点。
この3つを並べるとぶっちゃけめちゃくちゃ怖いんですが、市場に出回っている米類には、人体に害を及ばさないよう、カドミウムの含有量に基準値が設けられています。
そのため、カドミウムに関しても心配は不要であると考えていいかと思います。
3.ヒ素
たまに犯罪とかでも使われることでもお馴染みですが、ヒ素のデメリットは発がん性が高いという点。
これまたデメリットデカすぎ案件ですが、実は少量であれば抗体ができる物質でもあります。
しかしながら喫煙者にとってはリスクが大きくなる可能性があるため、タバコを吸う人は要注意です。
喫煙者じゃない人でもヒ素の影響が心配な人は、
- 毎食玄米を食べることは避ける
- 白米と玄米を混ぜて食べる
- 減量時のみ玄米を食べる
のような調整をすることを推奨します。
4.残留農薬
恐らくみなさんが一番心配しているのはこの残留農薬についてかと思います。
精米作業後の白米には残留農薬がほとんど残っていないと言われていますが、精米作業前の玄米には残留農薬のリスクがある可能性があります。
残留農薬のデメリットは何かヤバいことになるかもって感じ。
ざっくりしすぎて申し訳ないのですが、そもそも日本国内では
- 一度に取り込まれた際に、体にどれだけの毒性があるか
- 長期間に渡り取り込まれた際に、体にどれだけの毒性があるか
- 発がん性はあるのか
- 胎児に影響はあるのか
などを踏まえて、使用していい農薬というものが定められています。
また、残留農薬基準値というものも定められていて、これを下回る数値のものしか流通してはいけないことになっています。
つまり、みなさんの口に入る商品はこの残留農薬基準値を満たしたもの(のはず)ってことですね。
しかしながら、
ってことは残留農薬のことは心配しなくていいんだね!
と断言するのはちょっと違いまして、あくまで残留農薬基準値を満たしているだけで決して残留農薬がゼロってわけではありません。
もしこの残留農薬のリスクを限りなくゼロにしたいという場合は、『有機JASマーク』がついた商品を選択しましょう。
有機JASマークとは
有機JASマークとはこいつのことですね。
■有機JASマークの条件
有機JASマークの概要については、農林水産省のHPに記載されている情報を拝借します。
有機食品のJASに適合した生産が行われていることを登録認証機関が検査し、その結果、認証された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。この「有機JASマーク」がない農産物、畜産物及び加工食品に、「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されています。
出典:農林水産省
ちなみに「有機野菜」「有機農産物」の定義は、
- 種まき又は植え付けする2年以上前からほ場(畑)の土に禁止された農薬や化学肥料を使用していない
- 栽培中も禁止された農薬や化学肥料を使用していない
- 使用する肥料や農薬は天然物質又は化学的処理を行っていない天然物質に由来するもののみ
- ほ場や施設、用具などに農薬や化学肥料の飛散・混入がない
- 遺伝子組換えの種を使用していない
- 病害虫を防除する際に農薬を使用しない
となっています。
上記の定義からも分かるように、有機JASマークが付いているからって農薬を全く使用していないわけではないけど、残留農薬は限りなくゼロに近いと断言できるということになります。
■オススメの有機JASマーク商品
ここで、僕が普段購入している味的にもコスパ的にもオススメできる有機JASマークがついた玄米とオートミールを紹介させていただきます。
・オススメの玄米
なんとも幸の薄いパッケージですが安心してください。
有機JASマークが付いていて、味も美味しいです。
中に小さい虫とかが入っていたことはないですし、割れた米が入ってるみたいなこともなし。
しかも2.5kgずつの真空パックなので、保存にもなんかちょっと安心(な気がする)。
僕はコスパ的に10kgを購入してますが、5kgパックとか20kgパックとかもあります。
・オススメのオートミール
コレマジでめっちゃウマい!
今まで食べたオートミールの中で一番ウマいです!!
ちょっと大粒で、ひたひたになるちょっと手前くらいの水を入れてレンチンするとご飯みたいな感覚で食べることができます。
いろんな調理方法あるけど、僕は白だしで味付けするのが味的にも手軽さ的にも一番好きです。
もちろん白米とか玄米に比べたら全然マズいです。
まとめ:有機JASマークが付いた玄米やオートミールを買いましょう
正規で流通されている商品であれば、今回書かせていただいたような点に関してはクリティカルな問題はないかと思います。
ただ、今後もどれだけ大量に食べることになるかわからないものなので、玄米やオートミールを食生活に取り入れようとしている人は、有機JASマークが付いた商品を選んでみてねっていう話でした。
少しでも参考になれば幸いです。
かゆい
うま