『奢ってくれない男との次はない』
『興味ない女になんて奢りたくはない』
「悪魔」と「天使」の戦いよりも白熱しそうな「奢るVS奢らない」紛争の勃発である。
この論争についての僕の見解としては、『1人で胸肉を食べる』
どうも、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
奢るor奢らないどちらにせよ、飯を食うには仕事をしなきゃいけないワケです。
就職せずにパパ活してるチャンネーがいたとしても、その人は「パパ活」という仕事をこなしているワケです。
言わば需要と供給。
是即ちこの世の理。
当然、「悪魔」も「天使」も仕事(的なこと)をしているんですね。
その仕事っていうのも何か目的があって、それを行っているワケです。
恐らく「悪魔」の仕事として一番有名なものはコレでしょう。
イヴを誘惑して「禁断の果実」を食べさせてみた
Youtubeに上げたら100万回再生とか余裕そうなこの大仕事にも、当然目的があります。
いつでも人間に何かチョメチョメ悪さをしているように取れる「サタン」の所業ですが、実はそれぞれの行いには目的だったり意図に違いがあるんだよねっていうお話。
ということで、文献別に「サタン」のお仕事について書かせていただきます。
旧約聖書・ヘブライ語聖書編
■創世記
ターゲット:「イヴ」(とついでに「アダム」)
「ヤハウェ(神)」から、唯一食べることを禁じられていた「知恵の樹」の実(禁断の果実)を、ヘビに誘惑されたイヴが食べてしまう…というもの。
『こいつに禁断の果実を食わしてやりたいんですが、かまいませんね!!』
いきなりステーキならぬ、いきなり禁断の果実。
ステーキ屋のコーンとジャガイモはブロッコリーに変えてほしい…
ブロッコリーどころか他のモノ全部食っていいって言われてるのに食べちゃうなんて、「神」を模倣して作られたはずの人間ってなんと愚かなものかッ!っていうのが思い知らされるシーン。
結果、アダムとイヴは楽園を追放されるわけですが、このヘビの正体こそ、姿を変えた「サタン」であったとされています。
「ジョン・ミルトン」作の「失楽園」では、「ヤハウェ」に敗れた「ルシファー」が反撃を開始するシーンとしてこの行動が書かれています。
「失楽園」はめちゃくちゃオススメ。
■歴代誌
ターゲット:「ダビデ」
「サタン」はなんかもそもそして「ダビデ」に罪を犯させることに成功。
「神」は「ダビデ」に『罰としてこの中から一つ選べや、どの神罰もキツイぞヒーヒッヒッヒ…!』と苦渋のん選択を迫られ、選んだ神罰の結果がコレ。
イスラエルの民70000人が疫病で倒れる。
サタンより神の方がひどくね…?
■ヨブ記
ターゲット:「ヨブ」
サタン『ヨブっていんじゃん。アイツどこまでお前への信仰保てるか試してもいい?』
神『いいよいいよ!アイツめっちゃチョロいから信仰キープとか余裕っしょ!!』
結果、
息子7人、娘3人、羊7000頭、ラクダ3000頭、牛500くびき、雌ロバ500頭、さらに多くのしもべ達が死亡。
ついでに「ヨブ」自身も病気を患い、全身に腫物が浮かぶ醜い姿に。
それでも「神」への忠誠を誓った「ヨブ」…。
神『ヨブ…あなたを祝福しましょう…。(やっべwwwサタンやりすぎだしwww)』
ちなみに「サタン」からの謝罪はなかった模様。
この3点、よくよく内容を見てみるとヨブ記以外では「サタン」は直接手を下していません。
基本的に創世記と歴代誌において「サタン」が行っているのは、「誘惑する⇒神への忠誠を試す」といった内容。
そして誘惑に負けたものに直接手を下すのは「神」。
ヨブ記にいたっては、「サタン」がいろいろやっていますが、事前にわざわざ「神」と直接会って許可を取っているんですよね。
しかもそのやり取りの最中には下記のような取り決めが。
サタン『アイツの大事なもの、全部シバいてみてよ、たぶんキレっから。』
神『いや、お前の方が家近いし任せるわ。ただし、ヨブをシバくのはナシってことで。』
そして、「ヨブ」自身に手を出す前に再度交渉。
サタン『お前自身でヨブしばいてみてよ、さすがにキレっから。』
神『いや、お前の方が家近いし任せるわ。ただし、死なない程度ってことで。』
しまいには
神『どっから来たの?』
サタン『あちらこちらから(チャリで)徒歩で来た。』
とか呑気に雑談しちゃう始末。
このようなことからも、旧約聖書での時点では「サタン」は完全な「悪」ではなく、「神」から命じられて「悪」を担った仕事をしているだけという説が浮かび上がっても何ら不思議なことではないですよね。
「サタンのお仕事 前編」まとめ
ここまでが旧約聖書に該当する「サタン」のお仕事。
そして新約聖書となり仕事内容が変化していくわけですが、ちょっと長くなってしまったので続きは次回の悪魔学の記事で。
かゆい
うま