台湾で赤い封筒が落ちていたら、絶対に拾ってはいけません。
死者と無理やり結婚させられるぞ。
こんにちは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
台湾では未婚女性が亡くなると遺族が道端に赤い封筒(紅包)を置き、それを拾った男性に死者との結婚を強要されるとのこと。
これは死者との結婚『冥婚』と言われるものです。
現在は実際に起きたらニュースになるほど稀なものではあるらしいですが、30年で3回も冥婚をした強者もいるとか。
これ何も台湾だけじゃなくいろんなところで行われていて、古くはエジプト神話やギリシア神話、現代日本の一部でも行われている『ムカサリ絵馬』も冥婚の一種であると言えます。
ということで今回紹介するのは冥婚がテーマのホラー映画です。
屍憶 SHIOKU
映画ランク:B
予告というか冒頭はこんな感じ。
監督:リンゴ・シエ 脚本:リンゴ・シエ/一瀬隆重 出演:ウー・カンレン/ニッキー・シエ 田中千絵/池端レイナ
ジャンルはだいたいこんな感じ。
アクション ☆☆☆☆☆ ドラマチック ★☆☆☆☆ コメディ ☆☆☆☆☆ ホラー ★★★★☆ グロテスク ★☆☆☆☆ ミステリー ★☆☆☆☆
■あらすじ
仕事も上手くいっているっぽいし、結婚を控える恋人イーハンとの仲もイイ感じっぽい主人公のハオ。
ある日ジョギング中に赤い封筒を拾ったハオだったが、その日を境に「やだな~怖いな~」っていう淳二さん風のやな感じに悩まされることになる。
その一方、霊感が強い女学生のインインは、ぬるぬるの幽霊の気配を感じるようになり…
ってな話。
っていうかこの人宮川大輔さんに似てる。
※ここからはネタバレを含みます。
■怖さについて
そこまで怖くなく、ホラーが苦手だったら要注意ってなくらい。
ところどころイイ感じの描写はあるけど、幽霊がしっかり写るとなんか笑える。
なんか濡れた課長みたいだなって。
■オチに関する考察
コレ系作品をよく観る人は、たぶん割と早めにオチが読めると思います。
ポイントは主人公の奥さん、イーハンの行動。
イーハンはさっきまであっちにいたのに急にこっちにいたり、主人公ハオに気づかれることなくすぐそばまで来ていたりと、普通の人間じゃできない速度で行動していないと成立しないような場面でフレームインしてくる。
この不自然な動きが成立するのは、悪霊に憑りつかれたハオは早々に奥さんの首をしめてメメタァしてしまっていて、一緒に生活をしていたのはイーサンじゃなくて悪霊と化した花嫁だったんだねってオチ。
ちなみに霊感の強いインインのところにちょくちょく遊びに来ていたのは幽霊というかクラウザーさんと化したイーサン。
イーサンが悪霊ではないと気づいたインインによってイーサンの遺体やハオの狂行が判明するわけだけど、イーサンは事実を誰かに伝えたかったんなら脅かしたりせずにもうちょっとちゃんと伝えた方がいいと思う。
そういうとこだぞイーサン。
屍憶 SHIOKUの評価まとめ
日本と台湾の合作ということもあり、日本人からするとJホラーのじめじめ感と異国の少しそわそわした感じが組み合わさってまぁまぁ楽しめるかと。
『呪怨』『リング』のプロデューサーが放つ!ってのが売り文句だけど、その方はかのクソ映画『高速ばぁば』のプロデューサーでもあります。
かゆい
うま