僕めっちゃゾンビ映画好きでして。
ゾンビとかホラー映画って大抵の作品がつまんないんですけど、たまに当たりを引くのが楽しくて止められないんですよね。
こんにちは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
今回紹介するのは、多くの映画評論家?から酷評されてるみたいだけど、ゾンビ映画好きからしたら結構評価が高い作品。
Zアイランド
映画ランク:B
予告編はこちら
監督:品川ヒロシ 脚本:品川ヒロシ 出演:哀川翔/風間俊介 窪塚洋介/吉本芸人いっぱい
ジャンルはだいたいこんな感じ。
アクション ★☆☆☆☆ ドラマチック ★★☆☆☆ コメディ ★★☆☆☆ ホラー ★★☆☆☆ グロテスク ★★☆☆☆ ミステリー ☆☆☆☆☆
■あらすじ
めちゃくちゃ雑に書くと、
元ヤクザと現役ヤクザとJKが孤島に集結して、ゾンビパンデミックに巻き込まれる。
って話。
※ここからネタバレを含みます。
■ゾンビ映画マニアをも舌を巻くクオリティ
ぶっちゃけですね、何の期待もせずに観たんですが、結構面白かったです。
良かった点を簡単にまとめますと、こんな感じ。
- ゾンビ映画のツボをちゃんと押さえている
- ヒューマンドラマ性も十分
- ゾンビメイクもクオリティ高め
初めてゾンビ映画観るよって人が観たら「なんだ、このクソ映画は。」ってなっちゃう可能性もありそうですが、ゾンビ映画を観てれば観てるほど、楽しめるシーンが多いかな、といった印象。
■ゾンビという調味料で曲者役者×芸人勢が見事にマッチ
『さすが、良い演技するなぁ。』って思ったのが窪塚洋介さん。
ブレイク真っ只中だった時よりも今の演技の方が断然好き。
ちょっと独特な色を持つ窪塚さんですが、その窪塚さんの魅力がクッション材のような役割を果たしていて、芸人勢の良い意味で雑味のある演技が作品内に上手く溶け込んでいるんですよね。
その上、ゾンビパンデミックという非現実的な設定が乗っかっているため、更にそれぞれの味が出てきているっていう感じ。
吉本芸人って新喜劇とかいろいろな場でコントすることがあると思うんですが、その少し大振りなリアクションがゾンビ化したときに非常に上手くマッチしてるのも好印象。
特に宮川大輔さんの「進撃の巨人」の奇行種(実際はエリマキトカゲをイメージしたらしい)みたいなゾンビ演技は賞賛もの。
劇中のキャラに関しても
- 正統派主人公:哀川翔さん
- 有能お人よし:窪塚洋介さん
- ネジが外れた強キャラ:くーちゃん
といったゾンビ映画御用達の配役もしっかり用意されているところもいいですね。
■『速い方かぁ~!』
この作品で一番すごいと思った点がですね、「走る」タイプと「走らない」タイプを、理由をつけて使い分けていたことなんです。
あるドラッグがきっかけで現役ヤクザが島に乗り込んでくることになるんですが、このドラッグを使用していたヤツがゾンビ化すると「走る」タイプになっちゃうっていう設定。
ゾンビ好きの中で「走る」VS「走らない」論争って結構勃発しがちなんですが、コレを2つとも取り入れつつ、ちゃんと設定も用意してっていう試みはマジですごい。
『速い方、遅い方どっち!?』
『速い方かぁ~!』
みたいなこと言いながら逃げ惑うシーンがあって、これにはゾンビマニアもにっこり。
『Zアイランド』の評価まとめ
正直詰めが甘いところは散見されるんですが、ぶっちゃけそれはB級映画の味で、B級映画だからこそ許されることだと思うんですよね。
なので、良くも悪くも本作はB級作品であって、お笑い芸人が作った作品としては申し分なし、他の邦画と並べても恥ずかしくない出来だと思うのですが、超一級品かというとそこまでではないよ。というのが僕の感想です。
もしかしたら詰めが甘いことよりも、当人たちからしたら一番問題かもしれないのが、
芸人主体で作ってる割に、ぶっちゃけそこまで笑えなかったこと。
かゆい
うま
■VOD/動画配信サービス
「Zアイランド」が配信中のサービスはこちら(2019年6月現在)
※配信有無の詳細は各サービスをご確認ください。