ヒカキンさん、ちょっと練習したら絶対フォールスコード上手い。
こんばんは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
メタルとかハードコアとか、和製英語で言うところの「デスボイス」っていう歌唱法を取り入れているバンドやジャンルって結構多いですよね。
最近は叫ぶアイドルも大勢いますしね、みんな上手いよねホント。
そっち系のジャンルあまり聴かない人からしたら、『なんか叫んではるわ~』って感じかと思いますが、実は叫び方にはいっぱい種類がありまして。
僕はぶっちゃけそんな細かい名称なんてラウド系ボーカルが知ってればいいくらいだと思ってるので、相手からその名称が出てこない限りは
『い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛!゛ってヤツ』
『あ~ニャンちゅうみたいなヤツね、ハイハイ』
って感じで適当に話してます。
「デスボイス」という呼び方に違和感を覚える人も少なくないとは思いますし僕もその1人なんですが、この記事では便宜上、叫ぶ系の歌唱法のことを全部ひっくるめて「デスボイス」としちゃいましょう。
「デスボイス」にはいろいろ種類があるということは書きましたが、それとはまた別によく二分されるのが
- 息を吐いて出す=「吐き」
- 息を吸って出す=「吸い」
っていう出し方の違いですよね。
「吸い」しかできないんですけど大丈夫ですか?
って聞かれることが僕でも結構ありまして、「デスボイス」を主体にパフォーマンスしている人だったら恐らく結構耳にする質問かと思います。
そんなこんなで、本記事は『叫ぶコツを教えちゃうぜ!』みたいなそんな大層なものじゃなく、この「吐き」と「吸い」に関して僕が思ってることについて、ちょっと書きたいなと思い、記事にしてみました。
もし前述したようなモヤモヤが頭にある人がいたら、少しでも参考になると嬉しいです。
「吐き VS 吸い」論争について僕が思うこと
■鯖の叫び方について
まずはじめに僕は叫び系とクリーン系に分けるとしたら、今活動している「おはようございます」含め、叫び:クリーン=4:6くらいで使ってきたような気がします。たぶん。
そして叫び方については、僕は基本的に「吐き」しか使いません。理由としては、
- 「吐き」の音の方が好きだから
- 「吐き」の方が叫んでて楽しいから
- 詞が聞き取りやすいから(日本詞は特に)
- 他歌唱法への切り替えがよりスムーズだから
今パッと思いつくのはのこの4つかなぁといったところ。
その中でも一番最初にあげた「吐き」の音の方が好きだからっていう理由がダントツで大きいですね。
上記のように特になんかすごい拘りがあるわけじゃなく、自分のやりたいことをやろうとしたら
『「吐き」だけでいいかな』⇒『「吐き」だけの方がいいわ』
という結論に至った形です。
鯖の叫び例
■「吐き」と「吸い」どっちが優れているのか?
『「吸い」はダメだ』って言われました!
ってのを聞いたことがあるんですけども、僕個人としては「吐き」と「吸い」、どっちが優れているかなんて思ったこともなければ、気にしたこともありません。
僕が好きな海外のボーカリストは全員「吐き」ですけど、あくまでそれは個人の感性。
僕も「吸い」でかっこいいって感じることはたくさんありますし、『「吸い」でめちゃくちゃかっこいい人は?』って聞かれたら大抵の人は、1人や2人はすぐ頭に思い浮かべる人がいると思います。
もし本当に自分が「吸い」の音が好きで、「吸い」に拘りがあるんだったら、胸を張って『わしゃあ「吸い」一筋じゃけぇ…』ってスタイルを貫き通すのはめちゃくちゃかっこいいと思うので、誰に何と言われようが自信を持つべき。
そして結果的に『「吸い」はダメだ』って言ってきた人を黙らせるくらいの音が出せるようになったのであれば、そりゃあもうなんか最高だね!って思います。
■他人の意見を言い訳にはしないでほしい
僕は『よっしゃ叫んじゃろ!』って思ったきっかけがCoreyとChesterだったので、
取り敢えずCoreyみたいな低音とミドル、Chesterみたいな高音のスクリーム練習しよ!
ってな感じで最初から「吐き」という概念しか頭にありませんでした。
その後、「吸い」っていうのがあるのを知り、取り敢えず練習してみてある程度出せるようになった後、さっき書いたような経緯で『「吐き」だけの方がいいや』って結論に至ったので、もう何年も使ってません。
なんで取り敢えず練習してみたかっていうと、ベタな考えですが、「できないからやらない」より「できるけどやらない」方がいいじゃんって思ったからです。
もし、「できないからやらない」を選択していた場合、もしかしたら自分のスタイルが完成する前に道を狭めてしまう可能性がありますよね。
だから、もし今「吐き」or「吸い」どっちかしかできない人がいたとして、少しでも『本当は出せるようになりたい』って思っているのであれば、取り敢えず出せるよう練習してみることを強く推奨します。
「吸い」しかできないんですけど大丈夫ですか?
ちょっと言葉が強くなってしまって本当に恐縮ですが、この質問には、他人に『大丈夫』って言ってもらうことで、心の裏にある「吸い」しかできない劣等感を和らげたいという姿勢が隠れているように感じるんですよね。
もし全然的外れだったら本当にごめんなさいね!
ただ、ちょっとでも『あ、そうかもしれんわ…』って感じる人がいたら、今すぐ叫んで壁ドンを食らいましょう。
これは「吐き」と「吸い」どっちにも言えることで、
・出せるようになった ⇒ 別に使わなくてもいいかな
って場合はもう文句なし。
・一生懸命練習したけどダメだった ⇒ 「吐き」or「吸い」だけのスタイルを選んだ
っていうのも少し悔しさは残るかもしれないけど、誰のせいでもなく自分の限界を受け入れた上で、ステージに立つという選択も粋な判断だと思います。
結果的に上手くはいかなかったとしてもその過程は無駄にはならないはずですし、本当はやりたいことを挑戦する前に投げ出したりするより何倍もいい。
他人の判断を言い訳に自分の道を狭めてしまうのは、本当に勿体ないことですしね。
念のためもう一度書いておくと、「吸い」or「吐き」のどちらかしか使わないことを自身で選んだ人や、既にスタイルが完成されている人に対して、『どっちも練習しろや!』って言ってるわけじゃないということは、誤解なきようお願いします。
要は、ボーカルでも他のパートでも『本当はやった方がいい』って感じつつ逃げの姿勢でする
○○しなくても大丈夫ですか?
という質問からは何も生まれないということ。
全ては自分がどうしたいか、どうなりたいかってことだと思うんですよね。
知らんけど。
「吐き」VS「吸い」論争まとめ
まとめますと、「吐き」「吸い」について僕が言いたいことは2つ。
- 「吐き」VS「吸い」について悩んでいる時間なんて無駄無駄
- 自分が胸を張れているのであれば、他人の見解なぞメメタァしよう
ってことは、つまり
この記事も無駄。
かゆい
うま