この人誰だっけ…ってときありますよね。
僕はバンド活動的なことをやってるんですけど、いろいろなところに行ってると結構この人誰だっけ現象に遭遇するんですよね。
だいぶ前にとあるイベントに出たときの出来事。
僕は楽屋で共演者と雑談していたわけです。
そんな中、めっちゃ明るいオバチャンが楽屋に入ってきまして、僕含めていろんな人になんか『ああした方がいい。こうした方がいい』みたいなアドバイスをし始めたんですね。
まぁぶっちゃけアドバイスっていうかダメ出しだったんですけれど、これだけ上から目線でいろいろ言うってことは、どこかのレーベルとかの偉い人だったり、少なくとも出演者の誰かの関係者なんだろうな…と思いながら会話すること数十分。
後々蓋を開けてみたら、そのオバチャン、関係者でもなんでもなくただのオバチャンだったことが判明しまして。
ただのストロングオバチャンだったことが判明しまして。
ストロングオバチャンみたいなことは絶対やっちゃいけないんですけど、勢いってスゴイなって。
こんばんは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
今回は「ジャスティス・リーグ
アクアマン
映画ランク:A
予告編はこちら
監督 | ジェームズ・ワン |
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脚本 | デヴィッド・レスリー・ジョンソン=マクゴールドリック ウィル・ビール |
原案 | ジェフ・ジョンズ ジェームズ・ワン ウィル・ビール |
原作 | DCコミックス ポール・ノリス モート・ワイジンガー |
製作 | ピーター・サフラン ロブ・コーワン |
製作総指揮 | デボラ・スナイダー ザック・スナイダー ジョン・バーグ ジェフ・ジョンズ ウォルター・ハマダ |
出演者 | ジェイソン・モモア アンバー・ハード ウィレム・デフォー パトリック・ウィルソン |
ジャンルはだいたいこんな感じ。
アクション ★★★★★ ドラマチック ★★★☆☆ コメディ ★★☆☆☆ ホラー ☆☆☆☆☆ グロテスク ☆☆☆☆☆ ミステリー ☆☆☆☆☆ マッチョ ★★★★★
■あらすじ
1985年、灯台守のトム・カリーは海底国アトランティスの女王アトランナが、雑にそこらへんに転がっているのを発見。
拾って持ち帰る。
アトランナよりTVを壊されたり金魚を食われるなどの被害を被るが、温かい飲み物を飲ませて沈静化に成功。
朝チュンのノリでアーサー・カリー(アクアマン)が誕生する。
3人の幸せは長くは続かず、アトランティスからの追手が一家を襲撃。
アクションシーンの中でここが一番凝ってるんじゃない?ってくらいいい感じにアトランナが迎撃するも、これ以上家族に危険が及ぶことを恐れたアトランナは泣く泣く1人帰国を決意。
時は経ち、現代。
海の生物を殺し、海を汚染する地上人に戦争を仕掛けることを決意するアーサーの異父弟にしてアトランティスの王オーム。
オームの暴走を止めるため、アーサーに助けを求めにきた海底国ゼベルの王女メラ。
ちんちくりんだったのにいつの間にか仕上がったマッチョに成長したアーサー。
そしてあるときはグリーン・ゴブリン、あるときはアクアマンの師匠と大忙しのウィレム・デフォー。
重要そうなフラグをビンビンで立てるも、原作では宿敵ポジションっぽいのに本作ではいまいちキャラが立ってないブラックマンタ。
この人たちがなんかいろいろがんばりますって話。
■作品概要
今さら説明は不要かと思うんですが、念のため(書くことがないので)書いておくと、本作は『DCエクステンデッド・ユニバースシリーズ』作品の1つですね。
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生
「ジャスティス・リーグ
として登場していたアクアマンの、出生の秘密とか身内事情が明かされるシリーズ6作目となっております。
※ここからネタバレがあったりなかったりします
■時系列
時系列的には「ジャスティス・リーグ
アレ?コレ結構致命的なミスなんじゃ?
ミスって気づきながらも撮りなおすの断念したんじゃ?
ってシーンがあってちょっとモヤモヤした人も少なくないはず。
まぁでもドエンタメ作品ですし、細かいことは気にしないってことで。
■MARVEL作品との比較
と、「マーベル・シネマティック・ユニバース」に比べると多少の笑い要素はあれど、少し暗めっていうのが「DCエクステンデッド・ユニバースシリーズ」作品の味であり魅力と感じていたんですね、僕ってば。
それが「ジャスティス・リーグ」から
あれ?メガネやめてコンタクトにした?
みたいな。
そして本作「アクアマン」では
あれ?一重から二重になった?
みたいな。
夏休み明けに会ったらなんかめっちゃ雰囲気変わっちゃった同級生みたいな感じの印象を受けてまして。
本作はザック・スナイダーが関わってないからか、尚更雰囲気が違うように感じたんですよね。
本作がDC作品の中でトップの興行収入を記録したのも、所謂大衆受けを狙えるような作品になっていることが大きいと思います。
ここをエンタメ性が強まったと素直に喜ぶか、差別化を図れなくなってしまった&個性が薄まったと感じるかで本作の評価が分かれそうといった印象。
僕個人としては、スーパーマン・バットマン・ワンダーウーマンあたりは少しダークに、フラッシュやアクアマン、4月公開のシャザム!あたりはこれくらい明るい感じでバランス取れてればいいんじゃない?といった心持ちで、今後のDC作品に期待しています。
■デザイン性について
敵も!
味方も!
クソだせぇ!
確かに、原作のデザインを結構忠実に再現してはいるんですけど。
ブラックマンタとか。
トライデント入手後のアクアマンとか。
何より引きこもりキメ込んでたアトランナの戦闘スーツみたいのめっちゃだせぇ!
昨今のアメコミ作品の中でも群を抜いてダサいかもしれん…
ただ、別に完全にマイナス要素として捉えているわけではなくて、視覚的にも楽しめましたし、原作ファンからしたら嬉しい人もいるだろうから、これはこれでありかな、と。
唯一カラゼンのデザインはめちゃかっこいい。
■アメコミ×アドベンチャー
個人的にはちょっとダレる要因だなと感じてしまった点なんですが、ドンパチやるシーンとは対象に、トライデントを求めて所謂アドベンチャーパートみたいな流れが結構長尺であります。
しかもトライデントのセキュリティちょっと弱め。
しかし、最終関門はド難関、伝説の怪物カラゼンとのタイマンなので、 途中までセキュリティ弱めなのもバランスが取れてるのかもしれない。
■アメコミ恒例のおまけシーン
もはやアメコミ映画あるあるとなったクレジット挟んでのおまけシーン。
MARVELでは大人気キャラのチラ見せ、DCではヴィラン覚醒フラグ、みたいなのがそれぞれ多いイメージですが、本作ではブラックマンタが
へんじがない。 ただの しかばね のようだ。
ってなってるところを運良く拾われ、アクアマンへの復讐を誓うシーンでした。
ちょっとブラックマンタがどれだけ原作で強いのかは存じ上げなくて申し訳ないのだけれど、本作のグズグズな活躍具合だと
ほーん…
くらいの印象でね。おまけシーンとしてはちょっと物足りなかったかな…と。
やっぱバットマンとかスーパーマン、次回作のシャザムをチラ見せとかを期待しちゃうよね、みたいな。
『アクアマン』の評価まとめ
デザインがダサいだの、アドベンチャー要素ダレただの、仕舞いにはおまけがショボいなど、やいやい書きましたが、1つのエンターテインメント作品としては十二分な作品になっていると思います。
誰も傷つけないし、誰でも観れる。
そしてクオリティも高い。
なにより、本作の本当の魅力はアクションよりもそのドラマチック性にある、と鯖おじさんは思うんですよね。
アーサーとメラの2人に関しては、吊り橋効果的なチャラチャラした
まぁそうなるでしょうね
みたいな感じの恋愛でコレはコレでよし。
そして僕が最大の見せ場だと感じたのは、トムとアトランナの30年ぶりくらい?(忘れた)の再会のシーン。
ニコール・キッドマンの方だけ全然老けてねぇ!
半漁(?)人補正かな…
みたいな思いは吹っ飛ぶくらい好きな描写でした。
熟年カップルの長年の恋みたいなのホント好き。
いつか人を毒殺しようと思った時に使う魚があるんですが、何の魚かは教えません。
―by さかなクン
かゆい
うま