映画関連における七つの大罪
- ネタバレ
- 上映中にスマホ使用
- スタッフの映り込み
- 邦題とキャッチフレーズの改悪
- 屈強な戦士の役をガリガリのまま演じる
- 全米が泣いたと嘘をつく
- シアター内に響き渡るほどの咀嚼音でポップコーンを食う
極稀に遭遇するんですよね、
謎にわっしゃわっしゃスーパーでかい音でポップコーン食うヤツ。
ホラーシーンでもわっしゃわっしゃ。
感動シーンでもわっしゃわっしゃ。
もう「わっしゃわっしゃ」って口で言ってんじゃねーかってくらいうるせぇ。
こんにちは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
今回は悪魔学の第7回ということでね、ちょうどいいので「七つの大罪」について書いてみようかと思います。
超有名漫画作品の影響もあり、大抵の人が「七つの大罪」という概念の存在はふんわりとは知っているかと思います。
悪魔学 第7回「今さら聞けない七つの大罪」
■「七つの大罪」とは
英語表記だと、“Seven Deadly Sins”になります。
主にカトリック教会で用いられていて、ざっくり言うとこんな感じ。
「罪を犯す原因となり得る人間の欲望や感情」の詰め合わせ7点セット
現代のカトリック教会における「七つの大罪」はこちら。
- 高慢
- 強欲
- 嫉妬
- 憤怒
- 色欲
- 貪食
- 怠惰
『あっちのサイトではこうなってたんですけどー!』
みたいなのあると思いますが、多少の表記ゆれは気にしないでください。
日本語で定めてあるわけじゃないからね。
■「七つの大罪」の由来
時は4世紀、エジプトの修道士「エウァグリオス・ポンティコス」は「修行論」という著書の中で、霊的修行を実践する修道士を悩ませる誘惑や困難について分析を試みた際に、「八つの人間一般の想念(ロギスモイ)」というものを定めました。
これが「七つの大罪」の起源ではあるのですが、この時点での八つのロギスモイはこんな感じ。
- 貪食
- 淫蕩
- 金銭欲
- 悲嘆
- 怒り
- アケーディア(精神的、霊的怠惰)
- 虚栄
- 傲慢
この時点でも結構「七つの大罪」と共通点が多いですよね。
そして、「七つの大罪」の対応悪魔に関しては後述しますが、エウァグリオスもこの「ロギスモイ」に8種類の悪魔を結び付けて論じていました。
ちなみにエウァグリオス的には「アケーディア」の悪魔が最もやっかいであると考えていたようです。
その後、
『「高慢」は別格っしょ!「高慢」以外の7つにしようぜ!』
『ぶっちゃけそんな「悲嘆」って罪じゃないと思うわ~』
などごにょごにょしつつ、後の時代に「七つの大罪」という概念が生まれることとなります。
■「七つの大罪」対応悪魔
1589年にドイツの「ペーター・ビンスフェルト」くんが「七つの大罪」と特定の大物悪魔たちを結び付けてみた!的なことを以下のように発表。
高慢 | pride | ルシファー |
強欲 | greed | マモン |
嫉妬 | envy | レヴィアタン |
憤怒 | wrath | サタン |
色欲 | lust | アスモデウス |
貪食 | gluttony | ベルゼブブ |
怠惰 | sloth | ベルフェゴール |
超有名悪魔がずらりといった感じ。
ペーターくん的には「ルシファー」と「サタン」は別物として捉えていたようですね。
■現代史における「七つの大罪」
2008年、ローマ教皇庁が「七つの大罪」の今のトレンドはコレっしょ!と何やら発表しました。
- 遺伝子改造
- 人体実験
- 環境汚染
- 社会的不公正
- 貧困
- 過度な裕福さ
- 麻薬中毒
脳が震えるほど正論ではあるんですが、個人的にはもうちょっと本来の形である「人間の欲望や感情」に沿ってカテゴライズしてほしかったです。
■「七つの社会的罪」
1925年、ガンディーが以下の7点を「七つの社会的罪」として指摘しました。
- 理念なき政治
- 労働なき富
- 良心なき快楽
- 人格なき学識
- 道徳なき商業
- 人間性なき科学
- 献身なき信仰
この罪に該当すると、ガンディーでも助走つけて殴るレベルに罪深いとのことです。
『七つの大罪』まとめ
そんなこんなで「七つの大罪」について触れてきましたが、同タイトル漫画に加え、「鋼の錬金術師
その中でも極めつけでオススメなのがハリウッド映画「セブン
僕が最高峰に好きな映画の1つなので、未鑑賞の方はぜひ観てみてください。
※ネタバレ喰らうとキツイので要注意。
かゆい
うま