便利な言葉って多いですよね。
おいしくなりました! ※当社比
俺らの中ではおいしくなりましたから。
みたいな。
臭いが気にならない!
ぶっちゃけ臭いんだけど、前よりマシ。
みたいな。
こんにちは、おはようございますの鯖です。よろしくお願いします。
今回紹介するのは、キャッチフレーズがちょっと気になる韓国映画です。
インサイダーズ/内部者たち
※青少年観覧不可作品として
注意書きちっさ。
映画ランク:S
予告編はこちら
英題:"Inside Men"
監督:ウ・ミンホ
脚本:ウ・ミンホ
原作:ユン・テホ
出演:イ・ビョンホン/チョ・スンウ
ジャンルはだいたいこんな感じ。
アクション ★☆☆☆☆
ドラマチック ★★☆☆☆
コメディ ☆☆☆☆☆
ホラー ☆☆☆☆☆
グロテスク ★★☆☆☆
ミステリー ☆☆☆☆☆
■あらすじ
もはや韓国はめっちゃドロドロで正義もへったくれなもない、権力が全ての国と化している(僕がそう思っているんじゃなくて、作中でそう言われている)。
「財閥系自動車会社の会長」、「大統領選の有力候補議員」、「報道を自由に操れる新聞社の主幹」という3人の権力者おじさん達が、更に権力のあるスーパーおじさん(たぶん政治家だけど、何してる人か忘れた)に裏金を流し、政界を牛耳ろうとしていた。
3人の一角をなす新聞社の偉いおじさんであるイ・ガンヒの下で働くマフィア的な悪そうな人、アン・サング(イ・ビョンホン)は、自身のボスがその関係者とは露知らず、入手した「裏金の証拠」をイ・ガンヒに渡してしまう。
ボスの利益に繋がるめっちゃいい仕事をしましたわ、とルンルンのアン・サングは、突如拉致され、腕を切り落とされるとともに万華鏡写輪眼を開眼してしまう。
一方、「裏金の証拠」を追っていた検事のウ・ジャンフン(チョ・スンウ)は証拠のファイルをサングに横取りされてしまい、自身も左遷させられることに。
サングがファイルのコピーを持っていると確信したジャンフンは、自身の出世計画も兼ねた復讐をサングに持ちかけ、財界・政界・メディアを取り巻く大スキャンダルを暴こうとする。
ってなバイオレンス&ちょっと政治モノ系サスペンス。
■ざっくり概要
悪行も厭わないマフィア×正義を執行する検事っていう典型的な凸凹バディ作品です。
復讐と立身という異なる目的のために一時的にタッグを組んで、甘い汁をすすってるきったねーオッサン達を告発してやろうじゃんっていう感じ。
告発系映画ってめっちゃ面白いですよね、「スポットライト
何はともあれイ・ビョンホン演じるアン・サングがめっちゃかっこいい。
悪いことはいっぱいしてきているっぽいものの、
- 最後の最後まで兄貴と慕うオッサンへの義理を通す姿勢
- 恩を受けた人への礼節
- 部下への信頼と気遣い
ってな渋みのバーゲンセールで、それに加え不自然さのないイイ感じの腕っぷしの強さ。
コンピを組むことになる、ウ・ジャンフン(チョ・スンウ)はこちら。
初めて見た(たぶん)。
冒頭の犯罪者を道具としか見てない振る舞いとか、『正義を貫くんじゃい!』って熱血漢ではなく、極めてドライな感じがすごく似合ってました。
他の作品も観てみたい。
■結末(ネタバレなし)
こういう告発系ってやっぱ二転三転するのが普通じゃないですか。
陰謀発覚 ⇒ 逮捕だわっしょい!
って1発で上手くいく話なんて観たことないっつか全くハラハラしないですしね。
私たちの力の前ではキミたちなんて天津飯におけるグリーンピースみたいな『何でいんの?』的存在にすぎないのだよ
みたいなアレね。
例に漏れず、本作でもそういったくだりはあるのですが、
ははぁん!こっからアン・サング無双でボッコボコでぐっちゃぐちゃな展開ですねありがとうございます!!
って思ってたらそんなことはなかった。
僕の大好物展開ではなかったものの、そのひっくり返し方が非常に心地よく、めっちゃスッキリ。
加藤浩次さんもビックリのスッキリ具合。
『インサイダーズ/内部者たち』の評価まとめ
本作のラストは今まで観たことないって感じではないものの、本当に綺麗な幕締めで大満足。
もしこの記事を読んだ後に観る人がいたら悪いなって思ってネタバレ控えたら、あんま書くことありませんでした。
かゆい
うま
■VOD/動画配信サービス
「インサイダーズ/内部者たち」が配信中のサービスはこちら(2019年9月現在)
※配信有無の詳細は各サービスをご確認ください。