『search/サーチ』SNSの誹謗中傷や売名行為に物申す系映画

searchサーチのSNS問題点普通の映画レビュー
(c)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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こんにちは、3回クソリプしたらスマホ爆発する仕様にしてほしい鯖です。よろしくお願いします。


斬新な手法が話題になった『search/サーチ』という映画を観ていたら、常日頃「胸糞だな~」って感じていたSNS関連の描写がいくつか出てきてですね。

僕もその胸糞ポイントについて文字に起こしたいなと思っていたこともあり、今回ちょうどいい機会だと思って記事にしてみました。


※映画のネタバレは含みませんのでご安心ください。


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search/サーチ

映画ランク:S


予告編はこちら。

映画『search/サーチ』予告(10月26日公開)

■『search/サーチ』のあらすじ

突如行方不明となってしまった愛娘:マーゴットの捜索のため、パッパ:デビッドは娘のPCにログインし、各SNSのフォロワーやフレンドに聞き込み調査をし始める。


ってな話。


斬新な手法と言うのは、作品のほぼ全編がPC画面を模した映像で構成されていること。

もしWindows7とかのPCでこの映画を観ると、一瞬自分のPC画面が表示されたかと思うかも。


公式HPもコンテンツを開くと別ページに遷移するんじゃなく、ウィンドウが立ち上がるような仕様になっててちょっと面白い。


それでは本題である、SNS社会における胸糞行為について。



■人の死や命を利用した売名行為

デビッド「警察は頼りになんねぇ!!」と、娘のSNSアカウントをいじくり回し、どんな絶望的な状況でも必死に捜索を続けていきます。

searchサーチのデビット
(c)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

娘の友達と思われる人物全員に連絡をするも、みなが「あまり仲良くない」「よく知らない」と口を揃えて言うのを聞き、絶望するデビッド。

searchサーチの友達
(c)ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

しかもそいつらの一部はマーゴットの失踪が話題になった途端、

親友だったのに悲しい

とYouTubeに動画を上げたり、

今オレと一緒にいるぜ

とSNSに投稿したり。


非常に残念なことに僕の周りにも人の死を利用した売名行為を行っていた人がいて、それに気づいたときには本当に軽蔑しました。

正直二度と関わりたくないなって思ってます。


もし本当にマーゴットを心配してる人だったとしても、いなくなってから始めて存在に気づくような関係では忘れるのも一瞬なんですよね。

これは『明日、君がいない』っていう映画でも少し違う形でメスを入れてるので、興味がある人はぜひ。



■ネットストーカー

ネタバレに繋がっちゃうから詳しく書けないけど、加害者(ストーカー)側からしたら

ネットストーカー
ネットストーカー

好きな人のこと知りたいの当たり前じゃん

って正論かましてるつもりかもだけど、被害者側からしたらウンコ以上に触れたくもない悪意の塊だってことを知るべき。

と、本作を観て改めて思いました。



■誹謗中傷

デビッドの熱量が凄すぎて(娘が行方不明だから当たり前だけど)冷静さを保てていない様子や、「今オレと一緒にいるぜ」ブタ野郎をしばき回す様子をネットに晒されたりしちゃう。


そうすると、

狂ってる

この父親が殺したようなもんだ

みたいな誹謗中傷をされたりして、「もうやめて!とっくにデビッドのライフはゼロよ!」状態。


こういった「お前いったいどこの的狙ってんだよ」的トイレの使い方してるような、誹謗中傷の対象のズレって映画だけじゃなく、リアルな世界でもちょくちょくありますよね。

その誹謗中傷の矛先のズレが描写されているドキュメンタリー映画があります。


アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録

American Murder: The Family Next Door | Official Trailer | Netflix

映画ランク:B


■『アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録』の概要

2018年に米コロラド州で起こった事件を題材にしたドキュメンタリー映画。

当時妊娠15週目だった34歳の母親シャナン・ワッツと、彼女の3歳と4歳の娘が突如行方不明となった事件の顛末を、警察の記録映像をはじめとした関係者から入手した映像をそのまま使用し作成。

アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録シャナンと娘たち
(c)Netflix

ってことだけど、関係者や警察はよく許可出したなコレって感じの映画。



■『アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録』で実際にあった誹謗中傷

アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録のシャナン
(c)Netflix

本作は基本的にシャナン(画像の見切れてない方)と旦那のクリスや、シャナンの女友達とのオンライン上のやり取りを晒す形で進行。

シャナンはぶっちゃけ精神的に不安定な状態であり、割と性格もキツイことがすごい勢いで晒されていきます。


一方、嫁の尻に敷かれてるどころか地面にめり込んでんじゃね?ってくらい終始シャナンからの批判を受け続けられてるのが旦那のクリス

アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録のクリス
(c)Netflix

シャナンに一言も言い返さない献身的な性格とその容姿により、一家で唯一安否が確認できていている彼には擁護する声が集まり、行方不明となっているシャナンに批判が集中するシーンがあります。


この映画を観ていると、中盤まではマジでシャナンを悪女と感じてしまうような描写が続いていて、もし当時の報道でも同じような内容がメディアに流れていたのであれば、「シャナンが悪い」と思ってしまう人も少なくないと思います。

しかしながら、本人たちのことなんて本人たちにしかわからないので、個人を特定した上での誹謗中傷や人格否定はわざわざ第三者の目に付くところですべきではないと改めて実感しました。

※犯罪者には然るべき罪を償ってほしいとは思うけど


友達とか家族間で「あいつ絶対ビッチだと思うんだよね~」みたいな話をするのは、個人的には別に問題ないと思います。

本人に届くことのない、ただの個人の意見で終わるものだからね。


SNS社会ではこのただの個人の意見が、容易かつ自分の意志とは関係なく目に入ってきてしまうことは本当に大きな問題。

こういうオフラインではオフラインの、オンラインではオンラインでのマナーが欠如した人間は、真相や真犯人がわかったときにはどうせ

最初からアイツが怪しいと思ってたんだよね~

みたいなことを平気で言ってくるので、マジで手がつけられない


余談で、この映画の中で捜査官が

筋トレを始めるヤツはだいたい浮気目的

って言うさすがに偏見が過ぎるだろってシーンがあるので、トレーニーで視聴しようと思っている人はイラッとくる心構えを持っておくことを推奨します。



SNSの誹謗中傷や売名行為に物申す系映画のまとめ

『search/サーチ』がテーマの記事ではあるんですが、

  • どちらも失踪事件
  • SNS社会問題に触れている
  • フィクションとドキュメンタリーの対比

という点からいい事例だと思い、『アメリカン・マーダー:一家殺害事件の実録』についても触れてみました。


『search/サーチ』は斬新な手法で注目されたと書いたけど、実はもっと前に同じアプローチから作られ、SNS社会でのあるある問題描写を取り入れている『アンフレンデッド』という映画もオススメ。

『アンフレンデッド』もPC画面の中でほぼ全てが完結する作風ですが、サスペンスではなくホラー映画という括りであり、スタート地点は一緒だけどベクトルが全く違う映画で面白いので、興味がある人はぜひ。


かゆい
うま

■VOD/動画配信サービス

『search/サーチ』が配信中のサービスはこちら(2020年10月現在)

Amazon Prime Video

TSUTAYA TV

U-NEXT

dTVチャンネル

ビデオマーケット

※配信有無の詳細は各サービスをご確認ください。